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フィリップ・K・ディック『ザップ・ガン』感想
いきなりですが、以下に本文からの引用をします。小説の冒頭で、主人公がロボットのレポーターに付きまとわれている場面。
自動レポーターは、西暦二〇〇四年の高度に発達した西側陣営テクノロジーによって知性のごった煮を恣意的に付与されていた。最先端の科学技術が、こんなことに浪費されるとは……。
あたかも昨今のAIブームを予見していたかのようですね。
さすがディック大先生だ……と満足げにうなずきながらこの本を読み始めたんですが、内容はどうもヘンテコな方のディック作品。終盤になってからの話の転がり具合は果たしてコントロールされたものなのだろうか?
それでも、楽しく読めました。
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