『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』感想

映画見てきました。雑記です。

・灰原哀さん……

眼鏡、似合うよね。
お守りつったってあのときも結局ピスコにつかまったじゃないかという視聴者のつっこみを代弁してくれて思わずニヤリ。

・しかし、舞台がなんだか散漫なかんじ

謎めいた古城、豪華客船、墜落間際の旅客機、挙句の果てにはゲームの仮想世界……。名探偵コナンの映画に何を求めているかと言えば、その面白い舞台、事件が起きる場所なのかもしれない。見ているだけでわくわくするような場所を迫力のある大きな画面でみせてほしいわけだ。宝物を運ぶ巨大飛行船なんていうのもあったね。あれはいい舞台設定だった。

その点で言えば、本作はなんだか物足りなく感じた。八条島の自然とか、海に浮かぶ基地とか、潜水艦とか、それぞれはなんだか面白そうな感じではある。それでもなんとなく散漫としてしまっているのは、その舞台をあっちにいったりこっちにいったりしたからだろうか。潜水艦そのものも作中でふらふらとさまよっていたような印象を受ける。
海上施設パシフィック・ブイについても、外観はいいからもっと中をあっちこっちに行ってほしかったよ。探検してほしかった。居住空間があるというなら、そこをみせてほしかった。実際に画面に映るのが、ほぼ、コントロールルームと通路だもんなあ。

たとえば【天国へのカウントダウン】なんかはさあ、いってしまえば『デカいビル』でしかないわけよ。でも、その単にデカいビルからどうやって脱出するか! っていうのが、すごく面白かった。ハラハラさせられた。
その違いなんだよね。

(関係ないけど、天国へのカウントダウンで思いだしたけど、あれも写真に写る人の姿を成長させたりしていたね)

・毛利蘭さんが空手で暴れると楽しい

格闘シーンってみてるだけで面白いよね。応酬があるからね。

・もっと破壊されろよ~

「民間人は退避!」とか「総員撤退!」のあとにつつがなく船に逃れたんじゃあ面白くないのよ! 爆炎とか水に迫られてパニックになれよ!
デコイを封じられてついに魚雷が着弾! ……のあとにもなんか、全体としての形をとどめていたし、もっと派手に破壊されてくれないとつまんなーい。

・灰原哀さんと毛利蘭さんの関係

好きです。映画の作中で、というよりは本編からの積み重ねなんだよね。
姉の面影を見ている灰原哀さんと、影のある少女を庇護する毛利蘭さん……
好きだな~~~~~~~。
(映画の本筋はここじゃないけどね)

・「キミがいれば」

なんかこれが流れるとそれだけで
「コナン最高!!!」
って気分になってしまうのはもはや幼少期からの刷り込みなので一生それです。

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