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【エクスプローラー】ナヒリの怒り・ボロス(またの名をボロ♡パラ)

突然ですが、こちらのカードをご存じでしょうか?
イニストラードを覆う影ブロックのカードです。MTGアリーナにもいつの間にか実装されています。

・ナヒリの怒り


『ナヒリの怒り』

追加コストとして捨てた枚数分だけの対象をとり、捨てたカードのマナ総量の合計分のダメージを与える、という呪文です。これが与えるダメージの大きさという点では無二の性能をしていますね!

たとえば、以下のような手札の場合、右端の『ナヒリの怒り』を全力で撃った場合……

対戦中のとある手札

2+2+3+7+7=21点を、5箇所に飛ばせる! 合計105点! すげえ!

ただし、そのダメージを与える先はクリーチャーとプレインズウォーカーです。いくらバカでかい火力をぶっ放したとしても、盤面がきれいになるだけで勝つわけではありません。

しかし、このクリーチャーに飛ばす火力がそのまま相手プレイヤーへの打点となったら? →強い気がする!

このアイディアをもとに今月の頭になんとなく作ったデッキがなかなか感触が良く、あれよあれよとミシックランクに到達できたので、気分が良くなってこのnoteを書いている次第です。


コンセプト デカいダメージを打点に 

『ナヒリの怒り』のでかいダメージを、以下の自軍クリーチャーにぶち当てましょう。

・嵐生の飛び山羊

『嵐生の飛び山羊』

・ファイレクシアの立証者

『ファイレクシアの立証者』

上気の2種のクリーチャーは、厳密な挙動は異なりますが、それぞれ受けたダメージを相手プレイヤーにぶつけることができます。
同じ動きのカードが2種あればデッキになる』というのはデッキビルディングにおける名言ですね。
性質上、ダメージ形式の除去に対して無敵なのもいい感じで、赤単や緑単が相手だとほぼ除去の心配がないのもうれしい。

この一見『小学生コンボ』に見えなくもないコンセプトが良い点としては、『決まれば大ダメージ』という点です。
コンボが決まれば爆アド、とかコンボが決まればデカブツを踏み倒し、とかと違い、大ダメージはそのまま勝ちますからね。

デッキリスト

ランク戦を回している間にいろいろいじりましたが、いったんは以下の形に落ち着きました。

デッキを組んだ当初はもっと手札交換が多くてコンボに寄せていたんですが、最終的にはミッドレンジとしてもふるまえるような方向性に。
実際、『ファイレクシアの立証者』はコンボなくても4マナ5/5飛行で単純につよいですからね。

他カード所感

基本は、『ナヒリの怒り』、『嵐生の飛び山羊』、『ファイレクシアの立証者』を4積みするところから。脇を固めるカードからいくつか所感。

・石術の連射

『石術の連射』

よくある対抗色メタの火力カード。しかしこのカードは青と白以外のクリーチャーにも1点与えられるため、『ラノワールのエルフ』をちょうどよく焼けたりするが便利。
各種人間や天使、テフェリーを1マナで焼いて気持ちよくなりましょう。
もちろん、『嵐生の飛び山羊』に当てたら1マナで5/5修正だし、『ファイレクシアの立証者』に当てたら1マナで好きなところに5点。

・象徴学の教授

『象徴学の教授』

『ナヒリの怒り』で捨てる用の『マスコット展示会』を手札に加えることができる上に、本体は2マナで軽くて使いやすい。
エクスプローラーの速度感だと2ターン目に2/1のクリーチャーを盤面におけるのは、守るにせよ、プレッシャーをかけるにせよ、役割を果たせる。見た目よりずっと強いです。

『マスコット展示会』

・轟音のクラリオン

『轟音のクラリオン』

これまで積むのはやりすぎな気もするが、相手によってはこれが実質的な決まり手となるので最後まで残ったカード。(4積みは多い気もする)

・鏡割りの寓話

『鏡割りの寓話』

皆さまご存知のただ強カード。
デッキともかみ合っており、トークンが相手の除去をつり出し、手札交換でコンボパーツをそろえ、クリーチャーコピーで『嵐生の飛び山羊』や『ファイレクシアの立証者』を増やしてフィニッシュ、と無駄がない。
コンセプトとかコンボとかと関係ないパワーカードでもあるので、ミッドレンジ対決となった場合も心強い。

・エメリアの呼び声

『エメリアの呼び声』

実質的に土地でありながら『ナヒリの怒り』のマナ総量カウントを稼いでくれるありがたいカード。これが手札にあるかどうかで火力がぜんぜん違うのよ。

……と、こんな感じです。あとはフリースロットかな。今後の新弾で強化されるのが楽しみですね。

デッキ相性

・有利なデッキ

ランク戦でよく当たったところだと、緑単、赤単、白単人間、等には有利だと感じました。つまり、アグロやクリーチャーデッキですね。ミシックランクまでサクサクあがれたのはここいらのデッキとよく当たったからでしょう。

・不利なデッキ

ロータスコンボ、青白コントロール、等には不利を感じましたね。相手のやりたいことを止める方法がないので。
あと黒系のデッキにも、ピーピングハンデスや黒い除去で裁かれてしまいがち。
不利っぽいデッキとあたったときは、相手が躓くことを祈って粛々と順番にカードを投げつけていきましょう。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。
わたしは普段はもっぱらクイック・ドラフトをやっているので、めずらしく構築のほうで気持ちよく勝ててうれしくなっています。
今後もなにか面白いデッキを考え付いたら(そしてちゃんとそれで勝てたら)noteに残していこうと思います。

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