蜀咏悄_2018-08-28_21_08_01

広報以外の他職種×PRの可能性を考える。広報LT大会#15@ユニオンテック

こんにちは、たびちんです〜〜!!どうですか最近、いきなり寒くなって風邪引いたりしてませんか?私は秋服が追いついていません……!

今回は、PRLT第15回のレポートです!https://prlt.connpass.com/event/96618/

第15回は、内装についてはここに聞くべし、ユニオンテック株式会社さんでの開催でした!会場提供いただきありがとうございます!
今回は終わった後に、広報担当の水間さんにちょっとだけオフィスツアーしていただきました。思わず息を飲んだおしゃれさをご覧いただけたらと思います。

今回のテーマは、「他職種×PRの可能性を考える」。広報PRは、もちろんですが広報担当のみでは成り立たないもの。社外社外問わず発信していくためには、社内でも様々なステークホルダーと関わることが必要です。今回はそんな、広報だけではない他職種の皆さんから見た広報について教えてもらい、お互いに学び合おう!ということで開催しました。

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株式会社セゾン情報システムズ Takeki Oizumi さん 『現場のPMから転身して広報についてお伝えしたいコト』

Oizumiさんは元エンジニアでもあり、SE・PMなどを経験されてからマーケターになったとのこと。様々な職種を経験される中で、共通する必要なことがあると感じたそう。

一つは現場を見る、やってみる。知るだけでなく、経験を実際にしてみることで理解が深まります。そして、2つ目は、共通言語で話すということ。相手に伝えたいときは、相手の考えのベースになっている言葉を使うことが大事とのこと。例えばプライム案件という言葉は「お客様と直接請負契約をする」という意味ですが、プログラマやSE・PMといった職種でないとなかなか使いません。そういった共通言語をインプットするだけなく発信することも大事。

この2つを実行することによって、相手の懐に入れるという話は、忘れがちだけど大切だと感じました。

Oizumiさんのスライドはこちらから。


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株式会社芳和システムデザイン 工藤美那子さん
『広報のいない会社でSEから広報になった担当者の話〜できることから可能性を高める〜』

採用の観点から広報を行った工藤さん。ある日突然、社長からから「SEを25人採用」のミッションが下り、求人広告を出したが1人も採用できないことがあったそう。

改めて自社をビジネスモデルキャンバスなどで分析し、何をしている会社をしているのか少しずつ発信し始めました。ホームページ改修、ロゴ変更、そしてオウンドメディア開設まで行ったそう。そういった、徹底的な実施をしていった結果、6名エンジニア+事務2名の採用ができました。

できることから着実に実践していく、何事も挑戦が大事とする工藤さんから学べることは多そうです。


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株式会社エーピーコミュニケーションズ 横地晃さん
『エンジニアが 広報にしてもらってうれしかったこと』

横地さんは、ITエンジニア。社外の技術イベントへの参加や登壇などを通じて、広報と一緒に仕事をすることが増えてきました。そこで、エンジニア目線で広報にしてもらってうれしかったことを共有していただきました。

社外イベント推奨キャンペーンを広報発信で行ったところ、50名以上が参加。これが若手の育成に役立ったそうです。広報からのサポートはこれだけでなく、外部セミナーへの登壇時、連絡のとりまとめや発表レビューを行ったことで、逆にエンジニアが内容を充実させることに集中できたそう。さらに、ブランディング講座が社内で行われたことによって、エンジニアが広報の視点をもって実践してくれる方が増えてきたとのこと。

情報発信するエンジニアと広報は相性が良い、とする横地さんのお話、とても説得力がありました……!

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株式会社ORSO 中谷圭佑さん
『エンジニア目線で考えるPR戦略』

人事3年、エンジニア4年を経験されてきた中谷さん。エンジニアとして、どんな情報がほしいかをシェアしていただきました。エンジニアに向けたPRをするとき、技術に向き合う姿勢が見えることが重要だそうです。それは、技術に関するコンテンツを集めるだけでOKということではありません。例えば、オウンドメディアや自社サイトで使われている技術も気になります。

また、エンジニア以外の人も技術に向き合ってるのか?というところは重要です。職種問わず作業自動化/ディレクターがSQLたたく/稟議の承認ワークフローがGithubなど、共通言語でコミュニケーションできそうと感じる要素があることが重要です。

エンジニアへのPRで大事なのは、[P]rogrammingへの[R]ikai(理解)という側面もある、とまとめていただきました!

ブログも書いていただきました~~嬉しいです!こちらもぜひ。
https://ksk1030.hatenablog.com/entry/prlt_15
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レバレジーズ株式会社 大原呉穂さん
『僕の考えている広報×デザイナーの可能性について』

サービス創業・事業譲渡を経て、デザイナーとして活躍されている大原さん。現PRLTのロゴを制作していただいた方です。大原さんとしては、企業内での広報とデザイナーは重要なポジションを占めていると考えています。

価値を生み出すときに必要な要素を、視覚的価値(外見)、心理的価値(哲学)、実用的価値(機能)に分けたとしましょう。その中で、広報は哲学の部分を、デザイナーは外見の部分でそれぞれ力を発揮するわけです。この2つの価値はとても曖昧かつ言葉にし辛いものではあります。それでも、この2職種がなければ価値が半減するも同じです。

広報×デザイナーには、目に見えない価値を作り出していくことができる可能性があるというお話は、多くの広報にも希望を持ってもらえる内容だったのではないでしょうか。

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株式会社よりそう タカダアヤカさん
『最高のPRにするために、わたしがあなたにできること~広報とデザイナーのより良い関係~』

現在は広報担当ですが、前職ではデザイナーだったタカダさん。広報の思いを昇華するのに少なからず力を借りるのがデザイナーさんですが、ちょっとした制作物をお願いする際内容をうまく伝えるのに苦労する方もいるのでは?と考えているそう。

デザイナーに依頼するときに広報側ができることは、クオリティコントロール(スケジュールをおさえる)・ワイヤーをひく・ゴールをたしかめる・フィードバック(反響をシェアする)の4つ。報連相にこの4つを加え、「ホウレンソウのおひたし」と覚えるとよいとのこと。

明日からすぐ使えそうな内容、ぜひスライドでも見てみてください。

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アクトインディ株式会社 石原智さん
『これまでにないサービスを浸透させるには?~成功例と失敗例~』

『いこーよ!』という、全国のいろいろな遊び場を紹介するサービスを運営されている石原さん。社会課題とSEOをセットにして活動をされているとのこと。次世代に残す価値を作る・文化を生み出すというところに軸足を置いています。

その中で、「夢の公言をする」ということが現実を引き寄せたとのこと。無人島を購入と公言したことから、無人島を売りたいという話が来たなど、実例をたくさん聞くことができました。

文化を生み出すために、社団法人の設立をしたり、6歳の時に自分の学習机を作る体験ができる企画など、同志をつくる、事業よりは文化を作るといった姿勢は多くの方が感銘を受けたのではないでしょうか。
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株式会社バンク 磯田ひかるさん
『「共感」を生む採用ブランディングのはなし』

もともとカスタマーサポートをされていた磯田さん。広報になってから、貢献できることが何かを考えたときに、採用ブランディングにたどり着いたそうです。

採用の認知度高めていくべく、様々な施策を取られたとのこと。その中でも、ノベルティーを作ることを行ったそう。サービス訴求ができること・かわいいと思ってもらえる・写真を撮りたくなるというところを重視し、実際にイベントで配るとSNSで拡散される効果が見られたそう。

もう一つ行ったことは、WantedlyやInstagramなどで掲載する写真をすべて一眼レフで撮ること。共感を生むことを重視して施策を行い、効果が出ている様子を、スライドでもぜひ確かめてみましょう。

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社名 / お名前ともに非公開 『次世代PRパーソンにオススメのパラレルキャリア』

匿名の方でしたが、PRパーソンの副業について検討しているPRパーソンたちの背中を押していただける内容を語っていただきました。一度始まってから全部考えよう、と思い切って行動した結果、本業にもいいフィードバックが得られ、また、本業を諦めずに済んだといった内容でした。

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今回は2周年記念ということで、なんと、いつも来てくれている皆様からサプライズでメッセージの花束をいただきました……!加えて、お酒とスイーツのプレゼントまで頂いてしまい運営一同感動しすぎておろおろしておりました(運営に途中から入った私も、不覚にも泣きそうでした)。本当にありがとうございます。いろいろ、さらにお返しできるよう、益々運営一同頑張っていきます。

これまで来てくれた方、LTしてくれた方、運営一緒にやってくれた方、会場提供していただいた企業様とその広報担当の方、いろいろ関わっていただいた皆様のおかげで2年間PRLTを運営でき、とてもうれしく思っています。皆様あってのPRLT、これからも続けていきます。今後とも、どうぞよろしくお願いします!

次回PRLT日程は11月ごろやる予定ですー!また少し違った形式での開催かも……?!
https://prlt.connpass.com/
次回の詳細は、こちらで告知します!是非またお会いしましょう!

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