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【イベントレポ】広報年間計画、どうしてる?〜話題づくりから価値づくりへ〜 #PRLT #29

こんにちは、#PRLT 運営のきぬきぬです。
第29回目の #PRLT が開催されたのでその様子をお届けします。

今回のテーマは「広報年間計画、どうしてる?〜話題づくりから価値づくりへ〜 」。

広報PR活動が「話題づくり」だけをする時代はもう終わり!話題づくりで一時的な注目を集めるだけでなく、ステークホルダーに会社やサービスと関わりたい(買いたい/協業したい/入社したい/などなど)と思えるほどの情報=価値を世の中に伝え、仲間や味方を増やしたり、愛し愛される関係をつくることこそが、真の役割ではないでしょうか。

今回の #PRLT では「年間計画の立て方」や「事業側との連携方法」をテーマに6名がLTを行いました!

前回に引き続き、オンライン開催です。今回は、Clubhouse(クラブハウス)を使用して副音声もお送りしました!今回も非常に熱いLTばかりでしたので、どうぞお読み逃しなく!

株式会社ノヴィータ 中根範子さん
『コロナ禍で行った社内広報と、運用業務での「計画」立て』


トップバッターは、ノヴィータの中根さんです!

まずはじめに、この1年で行った広報活動について紹介しました。全社朝会を実施したり、ブログをリニューアルオープンしたりと、社内外で発信の場を増やしてきた中根さん。そのおかげで、これまでは遠慮していたことも含めてどんどん書けるようになりました。中根さんが広報の計画・フォーマット化していることは下記4つです。

1.朝会前半パートの内容決め
→内容はほぼ固定で、原則社長が話すが見せ方には微調整を入れる

2.朝会後半スケジュール決め
→最初は毎週メッセージを考えていたが、状況が落ち着きスケジュールを立てて動くこと

3.社外ブログアップのスケジュール決め
→プロダクトマネージャーと毎週進捗確認。関係者が多いため、ルールも明確に決めてシートで管理

4.定期的にある業務のフロー化
→広報業務で定期的に行うものはフローを明確化し、ツールに登録(朝会やプレスリリース、アワード運営など)

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計画・フォーマット化した学びとして、「最初から完璧にやりすぎないこと」や「やっていることの記録や明確化からはじめてみると良い」と紹介し、LTを締めました。

株式会社オークローンマーケティング 野崎有希さん
『マーケと並走するPRプランを作るには』

次に、オークローンマーケティングの野崎さんです。「みなさんは、マーケと広報うまく連携できていますか?withコロナだからこそ、マーケと広報は連携するべき!」とLTをはじめました。

そもそものマーケと広報PRの視点の違いから、実際に野崎さんがどのように連携しているかについて、詳細に紹介していただきました。マーケと密なコミュニケーションが必須になりますが、やみくもにコミュニケーションを取るのは無駄……!共通言語を決めておくことが大切です。マーケと広報の共通言語は下記3つです!

1.ゴール(ターゲットやありたい姿)を明確にする
→KPIを語らずKGIを語る

2.ゴール達成におけるコミュニケーションの課題を細分化する
→ゴールに対してどのファネルが課題なのかを整理する

3.コミュニケーションプランを作る
→「なにを」「どのように」、ストーリーに最適なコミュニケーションの種類を選択する

マーケと広報の連携は難しいところがありますが、具体例を用いてくださったので明日から実践できそうですね!


akippa株式会社 石川絢子さん
『計画通りにいかない!そんなときの3つのポイント』


次は、akippaの石川さんです!akippaはターゲット層が広いため、どこにフォーカスしていくかを決めているそうです。ですが、広報PRの年間計画を立てても、社内方針や社会情勢がころころ変わり、それに伴い、報道内容が変わってしまうのでなかなかその通りに進みませんよね。広報担当者がどれだけ柔軟に対応できるかが鍵となってきます。そこで、石川さんが大事にしているポイントを3つ紹介しました。

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<ポイント>
1.情報収集を行うこと
2.優先順位を見直すこと
3.短期から中長期視点へ切り替えること

プランは全部決めきらずに、余白を残すことも大事ですね。首がもげるほどみなさんうなずいていました。私自身も、柔軟に対応していきたいと思います!


インキュベイトファンド 清水夕稀さん
『創業期のPR〜最初のリリースはどう出すか〜』

次に、インキュベイトファンドの清水さんです!清水さんは、話題作りから価値づくりを生み出すために意識している3つのポイントを紹介しました!

1.そもそもの業界の背景や課題感(社会性)
→国として課題感があって政策に落ちている/最近ニュースで話題……etc

2.結局何が新しいのか(新規性)
→なんで今まで存在していなくて、この会社なら実現可能なのか

3.現在の実績とこれからの展望
→スタートアップはなおさら必要になってきます

業界的にはすごく画期的だと思っていても、背景や力学を知らない人からするとストレートに伝えるだけではインパクトは伝わりづらい。こちらが伝えたいことと、記者が知りたいこと、読者が読みたいことのバランスの中で、適切に情報を渡すことが大事とLTを締めました。


PR TIMES 鈴木碩子さん
『長期で広報PRを計画すると何が良いの?を考える』

次に、PRTIMESの鈴木さんです。まずはじめに、広報PRの計画を短期から長期に変更した理由について紹介しました。次に、長期で広報PRを考えるメリットを5つあげました。

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広報PRは、長期的なPRの必要性を組織で説くことが必要となります。次に、長期で広報をPRを考えるステップを4つ紹介。

1.長期で広報PRを考えるメリットを組織で説く
2.広報担当者が追う指標を決める
3.指標に対してプレスリリースを決める
4.プレスリリースを補足する活動をする

長期計画は、単発で終わらないこともあり、自身のモチベーションも上がりますね。また、心の中でロードマップをひくことができることも安心します。蓄積できることは、長期的な広報PRとしてのメリットとして良いことだなと感じました!


株式会社メドレー 近藤紘未さん
『医療ITベンチャーからみた、社会との接点の探し方』

最後のLTは、メドレー近藤さんです!近藤さんは、メドレーに1年前に入社し、現在は2名体制で広報業務に従事しています。メドレーの紹介や、医療業界の話からLTがはじまりました。法制度に大きく左右される難しさはありつつも、タイムラインは見通し易いので、そこに合わせて社会にとって必要とされるであろう価値を伝えていくことを意識しているとのこと。

メドレーさんは長期視点を持ちつつ、半期ごとに計画をたてているようです。最後に、ここ1年での気づきを紹介しました。

「現場を知り尽くして自信を持って議論をリードする存在になる」
               ↓
「そこでできた社会との接点は、会社や事業に還元されていく」

以上の2つが大事だと実感した1年だったと、LTを締めました。

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LT大会のあとは、オンライン上で初の懇親会を行い、20人以上の方が参加。みなさんが使用しているツールのレビューや委託先を探すときのポイントなどについて語り合いました。

当日の模様や参加者の感想はこちらのTogetterからどうぞ:)



#PRLT はこれからも皆さんと一緒に、ココロオドルPRを探求していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします〜!



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