居場所の多くない人

本は読まないのに司書。

ネットは強くないのにwebライター。

体力もないし理系でもないけどマッサージ師。

人の気持ちなんて分からんけど心理カウンセラー。

パーソナリティ診断のINFPはそもそも向く職業が少ないという文言を見ながら何とか興味が持てそうな職業を探す。なかなか無いわね。難しそうなこともいっぱい。やはり壁は高い。

いっそ何か変なバイトとかやってみようかしら。そういう姿をyoutubeで上げてみたり。無理だな。さらし者に自らなるなんて無理だ。


調べているとINFP型は「合わない職場をすぐに察知する」みたいなことが書いてあってね、

大学のサークルを辞めた話(とその後のこと)を書こうと思う。

もともと今の大学に入る前からそのサークルのことは知っていた。高校時代の部活でもあった趣味のサークルで、大学生になったらどこのサークルに行こうかという気持ちだったから、ある程度は色を知っていた。

入学前からその今の大学のそのサークルは合わないかもと思っていた。どちらかといえば「陰キャ」な趣味の割にそのサークルは「陽キャ」気味だったから。あまりにもシンプルな理由。

入ってみても分かる。新歓コンパの飲み会、ここは合わないとビンビン感じる。それでも私は入った。とある先輩(この方のことも前から知っていた)が「自分も入る前はキツいかなと思っていたけど入ったら慣れた」と言っていたのもある。

楽しいこともまあまああった。まあまあね。ただ、やっぱり無理してる感じもあった。一年間はいないとサークルに貢献することも皆無になって、今後の趣味の人間関係にダメージを与えると思ったから、とりあえず一年だけ入って辞めることにした。

私はそのサークルのことを悪くは思っていない。改善点がないとも言わないけど。あの雰囲気を楽しめる人はいくらもいるし、自分の好きなことだけやって楽しんでいる人もいっぱいいる。でも私は前者にも後者にもなりきれなかった。仲間意識が持てなかった。私の許容できる幅が狭くて合っていなかっただけで、本当にそれだけだった。

私はそのサークルを辞めてからジェンダー学などについて学びを深めていった。そういった勉強ができるスペースがあって、そこは必ずしもいつでも心安く要られる場ではなかったけど、居場所にはなった。何が違ったのかは今思えばよく分からない。少しばかりの「陰」だろうか。

馴染む場所は多くないけど、見つけられたら一生大事にしたい。


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