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南方仁の防災ノートNo1       フェーズフリー

 皆さんは、フェーズフリー防災という言葉を見たり聞いたりしたことがありますか?
 フェーズというのは、「区切り」とか「段階」という意味の英語(phase)で、「コロナウイルスの感染状況は次のフェーズに入った」などという時に使われる言葉です。
 フェーズフリー防災というのは、「日常」と「非日常」というフェーズを取り払い、2つを連結させて防災(減災)活動をしようという新しい考え方です。
 私たちが普段揃えている防災(減災)用品は、非常時に使うために取っておくもので、普段は使いません。
 でも、普段使っているもので、そのまま非常時にも使えるものがあったらとても助かりますよね。
 スマートフォンなどはその代表で、最強のツールです。アマチュア無線の無線機もそうですね。
 他にも、買い物用のエコバッグに防水加工がしてあって、いざという時には布バケツになり、飲料水を運搬することができるとしたらどうでしょう?
  また、通販に使われている段ボールの規格が統一されていて、いくつか集めると避難所の段ボールベッドになるとしたらどうでしょう?
 すごくいいと思いませんか。
 「日常」と「非日常」がシームレスにつながるとはこういうことです。
 日常の生活を便利で豊かにし、非常時にも活躍するフェーズフリー商品が、これから、どんどん開発、販売されようとしています。
 食料品のローリングストック方式備蓄も、このフェーズフリーの考え方につながるものだと思います。
 普段の食卓でおいしく食べているものが、そのまま非常食としても活躍する・・・。
 普段使っているものにフェーズフリー商品を取り入れることが、りっぱな防災(減災)活動になるのです。
 構えない、気負わない、備えない防災です。

私も身近な所にフェーズフリー商品を取り入れてみようと思い、電池がどれでもライトと「濡れた紙にも文字が書ける、気温が氷点下でも文字が書ける」というすごいボールペンを使い始めました。

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 合わせて、濡れても文字が書け、どこにでもペタペタ貼れてはがれない強力付箋紙も使用開始です。

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 懐中電灯、ボールペン、付箋紙・・・どれも普段使う物なのですが、「どうせ使うなら非常時にも役立つこっちの方がいい」と思うようになりました。
   皆さんもフェイズフリーに目を向けてみませんか。

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