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山道を走るリスクの話

125ccのバイク旅

前回休みが取れたので、 高知県仁淀川町を目指す旅をしてきたのですが

その際に私は125cc のバイクで高知県仁淀川町を目指したので、 目的地の仁淀川までは 一般道で行きました。

つまり高速道路に乗れない下道での移動です。 結果として 様々なリスクがありました 。

グーグルマップを見ながらの旅。その欠点

私は グーグルマップを見ながら目的地まで移動していたのですが Google マップが表示する移動手段は、

・車での移動
・公共交通機関での移動
・徒歩での移動
・自転車での移動

の4種類 しかなく、125cc クラスのバイク(道交法上・一般道路は普通車と同じようなルールで移動して良いが、高速道路には乗れない車両)での 移動経路を Googleマップは詳細には表示してくれないという欠点があります。

ですから大分県佐賀関からの帰り道を(車での移動ルート)を Google マップで検索して帰っていると、
有料道路(八木山バイパス)へ乗る 道順を示していて 八木山バイパスに迷い込んでしまっていたので慌てて道順を 変更しました。

そこから大通り(篠栗線)を目指したのですが……

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全然違う山道に入ってしまい、 暗い山道で道に迷ってしまいました。

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バイクの選択ミス

私が今回の旅に乗っていったバイクが、 平成の初期頃の 旧型キャブレターカブに 90ccのエンジンに載せ替えして、 パワークリーナー・ビックキャブ ・マフラーの取り替えをした スピードアップ使用の (プレスカブ90改)だったのですが、

この 平成初期 の キャブレターのバイクには、ある欠点があり[ライトがやや暗い]のです。
(市街地を夜走るくらいなら、あまり問題はないのですが……)

都市部から5 km 圏内にあるこの山道、 街灯がまったく無く 完全な暗闇。 正直プレスカブ改の フロントライトでは 車体の4メートル ぐらい先以外、全く見えません。

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(事故とか、いろいろ不安になるくらい暗い……)

ガードレールも無い山道。 とにかく墜落だけはしないように 道の端 を注意して見ながら走っていると、 例のアレが出現しました。

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イノシシです

暗い山道を ライトで照らした4メートル先に 大型犬サイズのイノシシが2頭、 バイクの音にも完全に気づいてるはずなのに、それを無視して道の真ん中で何かを食べていました。
(二頭で夢中で食べていたので、 車に轢かれたタヌキやイタチもしくは蛇などの死骸を食べていたのだと思います)

習性

そして後で調べてわかったことなのですが、イノシシというのは非常に臆病で賢い動物なのですが、 一度安全に餌が食べられると思った場所には無警戒にどんどん侵入してくるという性質があるそうで、
おそらくこの山道もほとんど人が通らないのでイノシシは 道路に来る人間や車両に対して全く警戒しないのでしょう。

動かざる事、山のごとし(ガン無視)

私のバイクのそれなりにうるさい音も完全に無視、 私が驚いたついでに「わっ!!!」と大声を上げても(その大声でどこか行ってくれないかなと思ったのですが……)

それすら完全に無視。

減速したが間に合わず、1頭は バイクのフロントフォークに衝突。
もう一頭はフロントタイヤに牙が当たりそうだったので、

( イノシシの牙は鋭く、 一撃で人間の大腿部を切って出血死させるぐらい切れ味があり危険)


タイヤがパンクしたら、この真っ暗な山道から帰れなくなる……

イノシシの肩の辺りを 蹴飛ばしました。
イノシシは2頭ともノーダメージで、 (なんか、めんどくせえヤツがきたなぁ……)
みたいなノロノロとした動きで、 山道の藪の中に消えていきました。

万が一にでも……

タイヤに牙をひっかけられて、前輪がパンクしていたら、 自分が山道のどこにいるのかもわからないのに JAF に救助に来てもらえたのかな……と思ったら、 「イノシシが出るシシ山の道路で 一晩野宿とか本当にごめんだよ💦」
という思いでいっぱいでした。(高確率で車にはねられるorイノシシを警戒しながら一晩中暗闇の中、薪を探しながらの焚き火……嫌だ💦)


(イノシシが、この出来事で 人里の方に近づかないようになってくれると良いのですが……)

市街地が近いところでも、夜中に山道に入ってしまうと、かなりリスクがあるということを身をもって体感しました。

コロナの影響で夜があまりに静かになり、 山からイノシシが市街地まで出てくる事例が多発しているので害獣対策が 必要になってきてますね……

狩猟免許取りたいなぁ⤴️

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