【プリズンライターズ】冤罪受刑ライフ！！・3

※ こちらの投稿に関しては実名で投稿を掲載させていただきます。実名公開については、ほんにかえるプロジェクト事務局長の汪楠による『「冤罪受刑ライフ！！」の編集掲載について』をお読みください。

　皆様お元気ですか？大分刑務所では、ものすごい人数のコロナ感染者が出ていますが、僕は昨年コロナに感染して免疫がある為か、大丈夫です。

　僕の友人で、被害者とされるナベちゃんが肺炎で亡くなったのが、平成２９年８月１７日で僕の誕生日が８月１５日なので、この時期は特にナベちゃんのことを考えます。

　僕はナベちゃんを殺していませんが、体調が良くない事は分かっていました。
良く空咳をしていて、たまに食事で咽せたりしていました。
本人に聞いても「風邪ぎみ」と言うので、サプリメントや薬等をあげて、病院へ行くか聞いても本人は嫌がるので、ムリには連れて行けませんでした。

　その結果ナベちゃんは肺炎で亡くなってしまいました。

　僕が肺炎って気付いていれば。もっと利く薬をあげたら。
ムリヤリ病院へ連れて行けば。ナベちゃんは亡くならなかったかもと、ずっと後悔しています。

　僕はナベちゃんが友達として大好きでした。
一緒に色々旅行して、美味しい物を一緒に食べて、すごく楽しかった。
できればもっと一緒に色々したかったのに。

　僕は１日もナベちゃんの事を忘れた事はありません。
毎日ジュズで手を合わせています。刑務所内での法要や慰霊祭にも必ず出ています。

　ナベちゃんの死に全く関係ないとは思いません。
でも殺していない事は証明しないといけません。
ナベちゃんは殺されたのではない事実を明らかにする事は、ナベちゃんの名誉を守り、僕が友人にしてあげられる最後のことだと思っています。

　天国のナベちゃん、今年もまだ真実を明らかに出来なかった。
ゴメンね。でも頑張ってるからね。もう少し見守っててね。

いつか僕がナベちゃんと会えた時には、また一緒に美味しいもの食べて、ふざけて遊ぼうね。
冤罪を何人も平気ででっちあげる滋賀県警は絶対に許さへんから。
悪事を明らかにするから。天国から力貸してね。

２０２３年８月１３日