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Joylin
2019年6月7日 01:01
「…さっきのじーさん、何やってん……」止まった車のなかで、サトシがつぶやく。みんな思っていることだったが、誰も応えられるはずもない。放心状態だった。しばらく沈黙が続いた。やがて、ハルが涙声でつぶやく。「あのトンネル…なんかわからへんけど…やばい気配がいっぱいしてた…トンネル入ったときから、ずっと見られてた……車のなかに入ろうとしてて…」それ以上は言葉にならないのか、ハルは押し黙って
2019年6月7日 00:37
この季節になるといつも思い出す。私が大学3年生だったころ、バイトのみんなで行った肝試しのことを。当時のバイト先で、男女六人で仲が良かった。私、バンギャのハル、かわいい系のユミ、インテリのケン、野球好きのユウ、お調子者のサトシの六人で過ごすことが多かった。春には花見に行き、夏にはビアガーデン、秋はフットサル、冬はスノボに行くのが恒例。それ以外にも、仕事終わりにはしょっちゅう飲みに行って、大