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JUST B ゴヌ君のダンス

まえがき:
ゴヌくんのダンスについては前々から語ってみたいと思っていました。
今回は、「ゴヌ君がデビューした事務所に引き抜かれる際のミーティング」という設定(妄想)で、物語を書いてみたいと思います。

お断り:すべて作者であるellieの想像の世界です。
実在の人物、団体とは一切関係ありません。


日時:2020年 初秋の午後
場所:韓国ソウル・P(後にB)芸能事務所会議室

社長:それではミーティングをさっそく始めようか。
きょうは、ダンスの面から見て、ぜひ我々のボーイズグループに引き入れたい人材について、〇〇氏の方から推薦とその理由を教えてもらいたい。 ○○氏はこの事務所に入ってから3年になるが、その中で今回デビュー予定のイムジミン、ベイン、ドヨム、サンウの4人を指導して来た。この4人と相性が良くて、実力のあるダンサーを見つけることは出来ただろうか。

〇〇:はい!この機会を与えていただき、ありがとうございます。
それでは、さっそく始めさせていただきます。
先日は、ボーカル担当の△△氏から、I-LANDに出演していたゴヌ君が、ボーカルに定評があるということで推薦されていましたけれど、私も、ダンスの面から、ぜひ同じゴヌ君を推したいと思います。

社長:ほう。

〇〇:はい。ゴヌ君については、番組のビハインドも含めての動画や、YouTube上の過去の動画を隈なくチェックしました。それから、実はゴヌ君が故郷のデジョンで通っていたダンスアカデミーの代表と個人的な交流があるので、彼にもいろいろと話を聞いています。

ゴヌ君は高校生からダンスを始めたということですけれど、という事はまだダンスを始めて2、3年と言うことですよね。その割には非常に基礎がしっかりしてると思います。体幹がとても強いですし、足腰も強い。だから非常に安定感があります。脚もまっすぐで綺麗だし、膝がきちんと伸びている。背の割に腕が長いし、手のひらも大きめで指も長いので、振付が映えると思います。それから、体の中心線を常に意識して踊ってるんですね。だから体の向きがいつも正確です。これは、長期的にダンスをきちんと訓練した成果です。与えられた振り付けに1番忠実なタイプだと思います。

番組では、表情の弱さを指摘されていましたけれど、私はあまり心配していません。彼は、顔ではなく、踊りで曲を表現できているので。まぁ、すごく単純に言ってしまうと、悲しい踊りの時は悲しい踊りになるし、楽しい踊りの時は楽しい踊りになって、しかもそれが観客にストレートに伝わってくる、そういう踊りができる子だと思います。アイドルっぽい、ファン受けのする表情については、後に短期間で習得できるものだと思います。

イムジミンのように派手で情熱的に踊るタイプではなく、どちらかといえば地味ですが、イムジミンがセンターで踊る時には、しっかり脇を固めて『締める』役割を果たすことができると思います。縁の下の力持ちというか。番組の中でも、練習生たちの大きな心の支え役になっている場面がちょくちょく見受けられましたよね?

イムジミン、ベイン、ドヨムは、長い間この事務所で一緒に練習していますので、かなりダンスが似通っています。ヒップホップが全盛の第4世代グループの中で、彼らは、モダン系の、しなやかで、流線的で曲線的なダンスも得意です。これは第4世代の中で差別化を図るための大きな武器になると思います。ゴヌ君はそういったダンスができます。

サンウは4人の中で唯一、ポッピンを長いこと習っていて、直線的でシャープなダンスが得意ですが、デジョンのダンスアカデミー代表によると、ゴヌ君も、ポッピンを習っていたようです。しなやかなダンスも、イマドキのヒップホップ系のダンスも両方できる人材という意味で、彼は申し分ありません。シャープなサンウとも合わせられるし、しなやかな他の3人とも合わせられる、貴重な人材だと思います。

社長:なるほど。よくわかった。ボーカルもダンスも申し分ないのであれば反対するは理由は何もない。さっそく親会社に報告して承認をもらったら、ゴヌ君のいる事務所に連絡を取ってみよう。

〇〇:ありがとうございます!

(ここで私は大きく深呼吸をひとつして、切り出した。)
〇〇:実は、I-LANDからもう一人推したい子がいるんですけど、よろしいでしょうか?





。。。その子もジミンっていう名前なんですけど。

(完)


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