用紙界のレジェンド GMUNDって何?
こんにちは、印刷マスターです!
印刷物を作るとき、デザインも悩みますが、
どういった用紙を選ぶかもなかなか悩みますよね…。
用紙についてはこちらの記事でもご紹介しました。
印刷物から与えたい印象、イメージに合った用紙を
選ぶことによってもっと魅力的になります。
光沢の有無だけでも与える印象ががらりと変わるし、
クラフト紙やビニール系の素材などの紙質によっては
インクの浸み込み具合も変わってくるのは、すでにご紹介した通り。
そんなたくさんある用紙の中で、
知る人ぞ知る用紙メーカーについて今回は取り上げます。
■ GMUND(グムンド)って何?
知る人ぞ知るそのメーカーは、
ドイツ・バイエルン州のテーガーン湖近くで創業した、
大自然に囲まれた製紙会社GMUND(グムンド)。
その創業は遡ること日本の江戸時代、約200年の歴史があります。
その上質紙は非常に評判が高く、独特な質感やカラー数など、
紙本来が持つ魅力を最大限に活かすことを得意としています。
採算度外視の手漉き紙を生産し、伝統を守りつつも
最新のテクノロジーを持つ革新的ペーパーファクトリーです。
名刺や商品パッケージを多くのブランドへと納めるのみならず、
雑誌や文房具などを作っていて、顧客は世界70カ国以上にも及びます。
■ GMUND(グムンド)を採用した有名企業
そんな歴史あるヨーロッパを代表する用紙の名門GMUND(グムンド)は、名だたるブランドに採用されていることが特徴です。
例えば、エルメス、ルイヴィトン、スワロフスキー、ポルシェ、BMWなどの、一度は耳にしたことのある一流ブランドでカタログ用紙やパッケージに使用されているほどです。
また、毎年2月末~3月初旬にロサンゼルスで行われるアカデミー賞授賞式でも、GMUND(グムンド)は採用されています。
ほんの数年前まで使用されていた金色の封筒。
覚えていらっしゃいますか?
あれも実はGMUND(グムンド)の用紙だったのです!
■ GMUND(グムンド)がここまで選ばれる理由とは
① 環境に配慮した製法
ヨーロッパの環境意識は非常に高いことは、みなさんもご存知かもしれませんが、GMUND(グムンド)は環境に優しい製法を実践しています。
まず、
会社周辺の川の水を使用して用紙を作ります。
そして、用紙を作った後に大量発生するカスも
捨てることなく段ボールへ再利用。
また、麦芽カスをビール工場から買い取り、
紙へと混ぜ込む製法まで実践しているのです!
② 色へのこだわり
ドイツ内にたくさんある製紙メーカーの中でも、GMUND(グムンド)といえば色と言われるほど!
ヨーロッパの有名レストランでもショップカラーにGMUND(グムンド)のカラーシステムが使用されるなど、こだわりの色展開には定評があります。
紙の色に対して長い月日をかけて取り組んできたこともあり、
他にはない絶妙さを再現できる色数と色味は
現在もたくさんの方から愛されています。
③ ドイツは紙文化の国
ドイツでは、クリスマスや誕生日などのイベントはもちろん、
些細なことでも常にメッセージカードを書くことが多いそうです!
なんだか素敵な文化の1つですよね!
文房具店でもあらゆるメーカーのカードがずらりと並んでいるそうです。
そんな中でも、やはりGMUND(グムンド)は目に付きます。
そのロゴは、環境配慮の会社であるということ、
趣味やセンスの良さを象徴することから、世界各国から愛されています。
■ 用紙の紹介と日本国内での取り扱い
① GMUND(グムンド)にはどんな用紙があるの?
・注目ポイントその1:色味の豊富さ (※LCI paper引用)
・注目ポイントその2:独特な質感 (※LCI paper引用)
用紙表面が木目調であったり、凸凹していたりと
質感にもこだわった用紙も取り揃えています。
② 日本ではどこで手に入るの?
日本代理店の株式会社竹尾さんで数多く取り扱い中!
Sticker itでは質感にこだわった2種の用紙を取り扱っています。
■ 最後に
「大切な人に特別なメッセージを伝えたい」
「素敵なプレゼントを渡すときに一言添えたい」
そんな時、
GMUND(グムンド)なら、より特別さを演出してくれることでしょう。
クリスマスや年末も近くなってきました!
大切な方へ日頃の感謝の気持ちなどを
GMUND(グムンド)のカードと共に伝えてみてもいいかもしれません。
では、また!