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原案・脚本を務めるWebtoon『入れ替わり悪女が返り咲くまで』の連載が始まりました!

本日、私が原案・脚本を務めるWebtoon『入れ替わり悪女が返り咲くまで』が漫画配信サービスcomicoさんにて連載開始いたしました!

はじめて漫画原作を担当する作品になります。漫画制作はSORAJIMAさん。
本日から週一回、毎週日曜日に更新の週間連載になりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

原案:桜田ぷりむ 制作:SORAJIMA 出版社:SORAJIMA

【あらすじ】
幼い頃から努力を重ね、愛する皇太子との婚約を勝ち取った伯爵令嬢のマリア。
しかし婚約式の前日、何者かに襲われ意識を失ってしまう。
そして目が覚めると――嫌われ者のベルナデッタと体が入れ替わっていた!
ベルナデッタに体を奪われたのだと知ったマリアは、絶望を乗り越え復讐を誓う。
「すべてを取り返してみせる。ベルナデッタに復讐して、絶対に皇太子に返り咲いてやるわ!」
嫌われ者の”ベルナデッタ”になってしまったマリアの、どん底からの復讐劇がはじまる。

閲覧は以下のリンクからどうぞ!

あらすじからもお分かりの通り、こちらの作品は異世界を舞台にした女性向けの令嬢復讐モノです。
今年はずっとWebtoon制作会社のSORAJIMAさんと一緒にこの連載の準備をしておりました。

個人的には女の子同士が仲良くしている物語が好きなので、こういった狡猾な女同士がギスギス憎しみ合っているジャンルはかなりの挑戦なのですが……。
今まで脚本で悩み、設定で悩み、それ以外の部分でも死ぬほど悩み、担当編集さんと何度も何度も協議を重ねてきました。
今でも正解がわからず、これでいいのかと頭を抱えながら原稿を書く日々ですが、何はともあれ連載開始の日を迎えられてほっとしています。

こういったジャンルを好む方に楽しんでもらえる作品になっていれば幸いです。
制作に携わった担当編集さんや自分以外のクリエイターの皆さんにも大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
これからも一緒にがんばりましょう。


さて、ここからは今まで誰にも言えずに苦しかったことを少しだけ書きます。

今年に入ってからずっとこの作品の連載準備をしていたのですが、その途中で実は何度も心が折れかけました。
誰かに相談したくてもできないのがクリエイター(フリーランス?)の世界です。
クリエイター(フリーランス?)の愚痴や悩みって、そうでない人には不思議なほど伝わらないんですよね。
だからどんなに苦しくても、悩んでいても、それを誰かとシェアして傷を舐め合いたくても、誰かに話すことで考えを整理したくても、ひとりで抱え込むしかありません。
よく「作家は孤独」とか「アーティストは孤独」とか言いますが、それが嫌というほどわかった9ヶ月でした。
正直、わからなくてよかったと思いましたけどね。

そんなときに励ましてくれたのが某推しアニメでした。
2018年まで放送していたプリパラというアニメなのですが、この作品は女の子のキラキラと友情を描いた女児向けアイドルアニメです。

私が抱えていた悩みというのがそもそも、この大好きなプリパラの世界観と自分の書いている作品の世界観(女同士のギスギス)とのギャップが大きすぎて気持ちの整理がつかない、というものでした。
両作品の方向性が真逆だったので、両極端から引っ張られてなんだか心が千切れそうになっていたんですよね。

もちろん自分で納得してやると決めたお仕事だったので、作品内容については承知の上だったのですが、それでもやりはじめてみたら無視できないぐらいの重圧で自分の内面世界とのズレが重くのしかかってきて。
取りかかる前は、ただの食わず嫌いかも?やってみたら意外とできるんじゃないか?などと楽観的に考えていたのですが、そんなことはなく。
(でも、そう考えないと新しいことに挑戦しなくなってしまうので、これからもその姿勢は続けていきますが)

それで何ヶ月もひとりで思い悩んでしまったのですが、そのうちプリパラの主人公たちなら、私がどんな内容の漫画を書いていても「漫画!?すごーい!」「ユメがんばってね!」と応援してくれるんじゃないか……と思うようになり、つらくてもなんとか挫けずにここまでやってこれました。

もともとがプリパラ起点の悩みだったので、プリパラのおかげで解決するというのはマッチポンプな気もしますが……しかし彼女たちがいなければ私は途中で心が折れていたかもしれません。
そうならなかったのはプリパラ、そしてこのタイミングでスマホアプリをリリースし、公式からたくさんの供給をしてくれたアイドルランドプリパラのおかげです。
本当にありがとう!

そもそも私は5年前のプリパラアニメの最終回を見て、私もユメ見る!文章を書く仕事をする!!とキラキラおめめで腹を決めてしまった人間なので(笑)、最初からずーっとプリパラマッチポンプなのです。
何に携わっても、誰と関わってもプリパラとの違いに悩み、結局はプリパラで解決する(笑)
今はそのやり方でしか前に進めません。ある意味プリパラに呪われているのかも。
でも、そのおかげであまり芯がブレないこともたしかです。

プリパラのファンはたまに「カルト的」などと言われたりするのですが、自分なんかは本当にそうだな〜と思います。完全にプリパラを内面化しちゃってますから。
私のペンネーム「ぷりむ」も由来はプリパラですしね。どうしても「ぷり」って付けたかったんです。

プリパラの話しすぎですね(笑)
いろいろと書きましたが、今では振り切れて前向きに『入れ替わり悪女〜』の制作に取り組んでいます。
自分の内面世界と仕事は別物、私と読者ターゲットは別人、と、言葉にすると当たり前ですが、ようやくそのことが理解できた気がしています。
今までそう割り切ることができなかったのは、私とターゲット層を同一視するような発言をする人が周囲にいたからだ、ということにも気がつけました。
やっぱり環境って大事ですね。

『入れ替わり悪女〜』の担当編集さんとの打ち合わせを重ねていく中で、徐々に、徐々に、そのことに気がつきはじめました。
社会に出てからいろんなことに傷ついて、頭の回路がおかしくなっていた部分をまた一つ、元に戻してもらえた気分です。
これ以上傷つくのが嫌で無意識にとっていたファイティングポーズを解くことができました。
この境地に達するまで少し時間がかかってしまいましたが、またなりたい自分に一歩近づけたんじゃないかと思います。


お気持ち表明はこの辺にして。
Webtoon連載に話を戻します。

『入れ替わり悪女が返り咲くまで』は今後、週一回(日曜更新)のペースでcomicoさんにて連載していきます。
はじめての漫画原作、はじめての週間連載、はじめての女同士のギスギス……と初めて尽くしでこれからも油断なりませんが、もし更新を追ってくださる方がいたらとても嬉しいです!
これからも楽しんでいただけるよう一生懸命頭を捻り、ペンを走らせていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


ちなみに本作の主人公マリアと悪役ベルナデッタは百合脳で見るととってもおいしい関係なので、幼馴染はっぴ〜仲良し妄想バージョンにするとこんな感じだよ♡というのを今度noteに載せたいな〜と思っています(笑)
関係者に怒られたらやめますが……。
でも本編はがんばって敵意全開嫌味応酬性悪ギスギスキャットファイトにするから許してください(*´・ω・)

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