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LGBTsと防災

こんにちは!プリンセススクゥエアーの笠原です。
夏から秋は、災害の多い時期ですね。今年も時折、土砂災害や水害などのニュースを見かけては、「被災地の方はなんとか生き延びて、生活を立て直していってほしい」「もし自分の地域で災害にあったらどうしよう」と感じています。


LGBTsと災害


災害時、「命を守る」「生き延びる」ことが一番大切なのはもちろんのこと。
しかしそんな中で、「被災地・避難所にもLGBTs当事者がいる」ということは忘れられがちです。

2011年の東日本大震災では、避難所でトランスジェンダーの方が自分の性別に合った更衣室やトイレを利用しにくい・生理用品を受け取れない、同性カップルが一緒に避難できない・避難所で家族として扱われないなどの事例があったようです。

そういった経験に対して当事者が声をあげ、最近では災害時の避難所マニュアルなどに、LGBTsへの配慮を盛り込んでいる自治体も増えてきたようです。全国の都道府県、政令指定都市で地域防災計画や避難所マニュアルに性的少数者への配慮を盛り込んでいる自治体は7割とのこと。のこり3割も整備されて行って欲しいところですね。


個人としてできそうなこと

では、個人として、災害に備えてLGBTs当事者やアライのみなさんができることって、どんなことなのでしょうか。

まず、LGBTs当事者個人が、誰もが個人でできることとしては、ハザードマップなどで自分たちの住む場所がどんなリスクのある場所なのか、いざというときにどこに逃げたらいいのか把握しておくこと、食べ物や水の備蓄などをしておくことが挙げられると思います。

また、避難所でLGBTs特有の困ったことが起こった時のことを考えると、自分の住む自治体の地域防災計画にLGBTsへの配慮が盛り込まれているか確認し、盛り込まれていないようであれば要望しておくことや、地域のLGBTs団体に繋がりを持っておくことなどが考えられるかと思います。

地域のLGBT団体は、交流だけを行っているところももちろんありますが、活動をする中で区役所や地域のキーマンとの繋がりを持っている団体も少なくありません。何より、困った時に「自分と同じような人」と繋がれるって少しホッとしますよね。自分の住んでいる地域に困った時に頼れる場所があるか、是非確認してみてください。


LGBTsアライができそうなこと

また、アライの方にぜひお願いしたいのは、「レインボーマーク」を普段からどこかにつけておいて欲しいのです。LGBTsが見えにくいのと同じように「LGBTアライ」も見えにくいもの。普段からLGBTsを支援したいと思っているよ!という気持ちを表していることで、普段はカミングアウトをしていないけれど、いざという時にこの人に頼ってみようかなと思ってくれる当事者もいるかもしれません。

「にじいろ防災ガイド」という、LGBTsが被災した時にどんなことに困るかのマニュアルも用意されています。こういったものにも、ぜひ目を通してみてください。

(こういうものが、避難所を仕切るような地域の方みんなに、広がっていってほしいものです。)


マンションで被災したら


弊社はLGBTs×都内中古マンションの売買を得意としていますが、実はマンションは構造が堅牢で、貯水タンクや自家発電設備を備えているところもあり、避難所にいくよりも自宅避難の方が実は安全という場合もあるようです。

一方で、エレベーターが止まってしまう、全戸で水道やガスが止まってしまう、火災が起こった時に危険性があるなどの、マンション特有の困りごとが起こる可能性もあります。

マンションごとに、防災マニュアルが作られていると思いますので、「もし災害があったらどうしたらいいのか」について、是非一度確認してみてください。


日頃の「準備」、「繋がり作り」が大事!


防災は、「起こった時」に考えても遅いもの。
日頃の「準備」や「困った時に頼りあえる繋がり作り」がとても大事です。
ぜひ一年に一度くらいは、考える機会をもってみてください!

LGBTsの都内中古マンション購入はプリンセススクゥエアーへ!Twitter : https://twitter.com/princesssq_lgbt
HP : https://www.lgbt-mansion.com/
お問い合わせフォーム:https://www.lgbt-mansion.com/request/


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