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2024年の目標と、LGBTsのお正月あるある

この度、令和6年能登半島地震により被災されたすべての皆さまへ、心からお見舞いを申し上げます。皆さまのご無事と安全を心よりお祈りいたします。

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あけましておめでとうございます。プリンセススクゥエアーLGBTs担当です。

いよいよ新年が始まりましたね。皆さまは2024年の抱負や目標を決められましたか? 私の目標は金融・保険に関する資格をいくつか取得することです。それらを活用して、皆さまにも役立つ情報を引き続きお届けして行きたいと考えています。「今年こそ家を買いたい!」という目標を立てられた方は、ぜひプリンセススクゥエアーにご相談ください(お問い合わせフォームはこちら)。

さて、お正月には親戚一同が集まる習慣のある方も多いかと思います。私の友人知人にも「お正月は憂鬱だ」という人が何人かいます。

「親戚が集まると『お前はまだ結婚しないのか』とか、『そんな格好をしていたら恋人もできないだろう』とか、お酒も入って延々と説教されるのが苦痛で仕方ない」
「それに女性だけ台所に集まって、料理を作ったり配膳するのも嫌。男性はみんなご馳走を食べて酔っぱらっているのに」

とっても分かります。LGBTsあるあるです。LGBTsが盆暮れ正月を楽しめない理由のひとつは、親戚からの無遠慮なプレッシャーや性別役割の押し付けです。「よし、今日は憂さ晴らししよう!」と友人たちの愚痴を聞く中で、あるトランスジェンダーの子どもを持つ親御さんの話を思い出しました。

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その方はお子さんから「自分はトランスジェンダーだ」とカミングアウトされても、なかなか受け入れることができなかったそうです。カミングアウトされてからも一緒に暮らしていましたが、子どもが触れたドアノブをタオルで拭いてから使うような、強烈な嫌悪感があったとのこと。当然、そんな生活がお子さんにも居心地がよいはずがありません。親子ともども、地獄のような数年間を過ごす中で、親戚が集まる機会があったそうです。

「お前はまだ女か男か分からない格好をしているのか。そんなんじゃまともな社会人とは言えないだろう」「結婚もしていない人間は一人前じゃない」お子さんに対する親戚からのそんな誹謗を聞いて、親御さんははたと思いました。「こんなふうに子どもが責められるなら、子どもを守ってやれるのは自分だけじゃないか」

そこで親御さんは決心したそうです。LGBTsの親の会に参加し、たくさん本を読み、お子さんと話し合いを重ね、お子さんに必要なサポートを始めました。現在は親子揃って研修に登壇するなど、啓発活動を行っています。

カミングアウトされて受け入れられるかどうかは、親御さんの経験や性格にも依ります。「出て行け!」「親子の縁を切る!」と憤慨する方も、「病院に行けば治るんだろう?」という無理解な方も、「子どもなりに悩んでいたのに、気付いてあげられなかった」と落ち込む方も、「どんなサポートが必要か」を調べる方も、さまざまな反応があると思います。

それでも、社会の偏見がまだまだ厳しい中で、一番近くにいる親御さんの反応はLGBTs当事者にとって最大の関心事です。そんなとき自分はどうするか? 例えば、親戚の中にそんなふうに責められている人がいたら? 給仕ばかりしてお節料理に手を付けていない人がいたら? 自分はどうするだろうか? それが自分の子どもだったらどうだろうか?

誰にでも平等にやって来るお正月。誰とどんな楽しみ方をするのか、しないのか、どうしてそれをするのか、しないのか。たくさんの抱負と共に、自分が快適な生活とは何かを考える時間を持てると素敵ですね。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

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