見出し画像

気持ちを贈る年中行事

こんにちは!

お中元の季節です。
でも今はお中元、お歳暮、心付けなんていう文化は
日常から消えつつあるのかも知れませんね。

明治生まれの祖母、昭和一桁の母は
郵便屋さんにお茶を出し
学校の先生にお中元お歳暮を贈ったものです。
私もそれを当然として来ました。

しかし!
ある時、畳替えをしてくれた職人さんに
お茶を出したり帰りに煙草代を渡したら
当時の夫1号から
「代金を払ってるんだから、
 そんなものはいらない」と言われました。
またある時は、お中元リストを見て
当時の夫2号が
「世話してるのはこっちだ」と言いました。

まあ、そりゃそうかも知れないけどねー。。。
気は心と言うじゃない。
あんたが畳替えしてくれるわけ?
お互い様でしょ?と思ったものです。

ひとり暮らしになって
贈り物をする機会も減りました。
親しい友人に
季節のものやお土産を送ることはありますが
儀礼的な贈り物をすることはなくなりました。

でも先日
職場の上司がすぐご近所にお住まい!
ということがわかり
はて、何かご挨拶の品でもお持ちするべきか
と逡巡したのですが。。。やめました。
以前の私なら嬉々として
季節のサクランボなどお届けしたことでしょう。

でもね、
先様はサクランボが好きじゃないかも知れないし
かえって気を遣われるかも知れないし
別に仲良くしたいとも思ってないだろうし、と。

贈り物マウント
という言葉があるかどうかは知りませんが
昔のように贈り物は
感謝を込めて下々から差し出す、
という性質ではなくて
どう!すっごく美味しいから食べて!
みたいに受け取る向きもあるらしくやめました。

そうは言っても感謝を念じているだけじゃ。。。
気持ちを表すには物がないとわからへんやん!
とモヤモヤしていたのですがね。
自分の価値観の押し付け、と割り切りました。

サクランボ、
あ、メロンや桃もいいわー!
美味しそうなの頼んで食ーべよ、っと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?