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言葉は通じなくても心は通じている?

一昨日は久しぶりにパリに住んでいるVちゃんとスカイプでお喋りをしました。

Vちゃんは金髪で蒼い目のマドモワゼル。
10年くらい前に時々行っていた渋谷チャコットのオープンクラスのバレエクラスで(今はなくなってしまった)、フランスから日本に来ていたVちゃんに初めて会いました。

飛行機苦手な引きこもりがちな私は海外旅行なんて新婚旅行以来行ってないし、フランスは憧れの国でした。
Vちゃんは日本語が上手で、フランス語を習いたかった私に帰国してからもスカイプで熱心に教えてくれました。

私はただミーハーにフランス語に憧れていただけだったので、フランス語はVちゃんの努力虚しく全然上達せず、月に一度くらいのスカイプは、もっぱら日本語の上手なVちゃんとの近況報告みたいなお喋りばかりでした。

コロナ前は何回か日本に来た時に家に泊まってくれてとても嬉しかった。夫とVちゃんは英語で会話していた。私もいつかはVちゃんとフランス語でペラペラお喋りしたいものだけど、夢だわね。。

Vちゃんは日本語は独学だ。仕事の上司が日本人だから、フランスにいても日本語に触れることが多いらしい。

私は日本ではフランス語を使うことが全くないし(バレエ用語はフランス語だけど)、必要に迫られないと語学は上達しないよね !(いいわけ)

フランス人はVちゃんしか知らないけれど、何故か落ち着く。お互いたどたどしく日本語でなるべく解りやすいように考えながら喋る。

時々日本語でさえ意味が解らないが、なんとなく伝わってくる。

Vちゃんは温かい。誠実な人柄が伝わってくる。

言葉って、何だろうなって思う。


日本人同士、言葉は細かく理解できても人柄は理解不能なこともある。

男と女だって、どこまで本当にわかるのかななんて思う。

私と夫は、高校から八年付き合って結婚したから、私は男の人も夫以外には友達もいないしよく解らないが、18歳から長年一緒にいる夫のことも、ほんとはどこまで理解しているんだろうただ、夫の誠実さをなんとなく毎日感じてはいるけれど。

その感じるってことが大事なのかな。言葉より。。

私はワンコが大好きだけど、もちろんワンコは言葉が喋れない。意思の疎通は言葉以外のところにある。

言葉は通じなくても、心は通じている(と、勝手に思っている)。

2歳のシュナウザーのタルトはまだ去勢していなくて、この頃モナカ(先代のマロが去勢していなかったので、チワワのモナカは避妊手術済み)に興味津々。
友達に「早く去勢しないとストレスフルで可哀想だよ。」と言われ、そうだな、そろそろ去勢しないとねと夫に相談した。

「去勢したらストレスがなくなるのか本当のところはタルトにしかわからないよね。人間の都合に合わせているだけかもしれないよ。もう少し様子を見ようよ。」と。

我が家には娘も孫も女だらけで、唯一の男同士のタルトが去勢されるのが辛いのかもしれない。夫のほんとの気持ちも謎だ。

まあ、お互い人間も犬も謎だらけで、理解不能なことも多くて(ワクチンにせよ、回りは何回も打った人ばかりで私には理解不能、、実はVちゃんも夫も)

でも、なるべくそれぞれの生き方を尊重したい。なるべく自由にしてあげたい。

従姉のKちゃんがずっと前に、「まりりんちゃん、教会に素敵な言葉があったよ。」と教えてくれた。「真理は人を自由にする」

人だったかな。みんな、だったかな。忘れたけど心に残った。私も回りの人を自由にする人になりたいと思った。

考えかたは、みんな違う。言葉が通じていても理解不能なこともある。言葉が通じなくても、心が通じていると感じることもある。

コミュニケーションてなんだろうね。

そんなことを思ったVちゃんとのスカイプでした。夫が「まりりんは、全然フランス語勉強してないよ。やめたらもったいないよね。」と、Vちゃんにスカイプで話しかけていた。


私の拙いフランス語、夫は下手だ下手だといつも笑っていたのに、やめたらもったいないと本当は思っていたのか。びっくり !

時々はフランス語の勉強もしよう。



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