美酒を嗜む際に、二日酔いにならないためにできること
とある国の姫様から本日も私宛に御便りが届きました
ふむふむ、こちらの姫様はお酒を多く嗜まれるご様子
私のお嬢様も、美酒を嗜まれるのですが、二日酔いをする姿を見たことがございませんね
一般市民の間では、この季節に「ビアガーデン」と呼ばれる野外酒場が期間限定で開かれるそうです
しかし、道を歩いていても小汚い成りをした男性がよく倒れているのを私もときどき目撃いたします
あのような殿方の姿をお嬢様の目に入れまいと、私はお車の中でアイマスクでお嬢様の目を癒していただいております
ましてや、一国の姫君がこのような姿をされしてしまえば、国民は失望することでしょう
私のお仕えするお嬢様だけでなく、こちらのお国の姫様にもそうあってほしくないのです
主な二日酔いの症状は、脱水、吐き気、身体疲労(だるさ)、頭痛、筋肉痛、睡眠障害などです
これら二日酔いの症状は原因を知り正しく対処すればより早く治すことができます
では、こちらの姫様のために美酒を美しく嗜み、次の日に持ち越さないための私の知識と知恵を授けましょう
◆美酒をいただく前に”キャベツ”をいただく◆
一般市民にも広く愛されている野菜にキャベツというものがございます
キャベツには、ビタミンUと呼ばれる物質が含まれております
別名、キャベジンとも呼ばれています
二日酔いによる胃腸障害、吐き気を予防することが期待できます
◆寝る前に水分補給をしてから◆
美酒を飲まれますと、アルコールを分解する過程で水が多く発生して、水分の排泄が促されてしまいます
アルコール→アセトアルデヒド→酢酸
と分解されていくのですが、日本人は特にアルデヒドから酢酸にする酵素の活性が低い人種です(低い割合44%:黄色人種の中でも特に多い)
そうするとアルデヒドばかりが肝臓にたまってきてしまいます
分解産物のアルデヒドの排泄を腎臓から行うようになります
また、アルデヒドは組織破壊を起こしやすい物質でもあるため、肝臓の疲労によるだるさや、筋肉の痛みとして現れる一般市民も多いようです
大量の水分とアルデヒドが腎臓に流れることによって、腎臓から外に出そうとして血圧が上がり易くなります
圧が上がると腎臓の負荷がさらに増していき、必要なミネラル分までも排泄してしまいます
頭痛の原因は水分不足とミネラル不足なのです
寝る前に水分を取り、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、カルシウムなどのミネラル分も同時に取り入れることで、美酒によるむくみ防止にもつながります
◆フコイダンによる二日酔い症状の予防効果◆
海産物を扱うメーカーの大学との共同研究によって明らかになったことです
モズク・コンブ・ワカメ・メカブなどの海藻に含まれるぬめり成分の「フコイダン」が二日酔いに効果があること(アセトアルデヒド・エタノール低減剤)を臨床試験で実証しました
この研究で実際に行われた方法は、飲酒30分前にフコイダンを摂取することで呼気中のアセトアルデヒド・エタノールの低減効果が確認できました
(高分子フコイダンとして30ml、粉末として810mg相当)
これで、姫様方のお酒のにおいを香水で隠す必要もなくなります
※引用:http://fucoidan-evidence.jp/pdf/fucotsu07.pdf
◆美酒を愛する美女たちが取り入れている美容成分◆
透き通る肌を持った姫様がウコンに含まれるクルクミンよりも効くと話題になっているのが、肌のターンオーバーを促すアミノ酸「L-システイン」です
この成分は、美白を目的にした美容成分として世界各国の姫様が取り入れていたのですが、新たに美酒を飲む姫様方の二日酔いが少ないことも分かったのです
アルコールとアセトアルデヒド分解の働きをサポートする事で、アルコールの分解を早めるだけでなく代謝の過程で生成される毒素であるアセトアルデヒドをいち早く分解できるとされております
◆ハーブティーでできる二日酔い予防◆
私がお嬢様に、公務の後のお酒の席が終わり、城で一息ついた時にお出ししているハーブティーをご紹介いたします
1つ目は
ダンディライオン
西洋タンポポの根と葉を用いたハーブティーで、母乳の出を良くすることでも有名な婦人科系ハーブティーです
このダンディライオンには、肝臓の解毒機能を高める作用があるため、城についた際にいつも飲んでいただいております
他にも翌朝に飲んでも効果がございます
2つ目は
ジュニパー
こちらは、お嬢様が美酒を嗜んだ際にむくみやすいときにお出ししているハーブティーです
ダンディライオンにもむくみを改善する効果がございますが、こちらはさらに余分な体内の水分を出すことに特化した印象があります
この2つのハーブティーでお嬢様はいつも朝起きてもいつも通りに公務を行っておられます
こちらのお便りをくださった姫様のお役に立てれば幸いです