トイレ掃除を始めました
子供の頃、私のうちのトイレは汲み取り式だった。
俗にいう「ぼっとん便所」というもの。昭和時代のお話。
しかも母屋の外にあって、夜はちょっっぴり怖かった。
周りのうちはほとんど水洗式だったけれど、中1までそうだった。
これがなかなか、かなりの臭いで
HSPの私には小学校に着ていくトレーナーに臭いが付いていて誰かに指摘されるのではといつも怖かった。
トイレ掃除はほとんどしていなかったと思われる。
トイレの中に水道はなかったし。
そして強烈な臭い対策は口で息をすること。
目は染みるけど臭いはしなかった。
トイレのチリ紙は黒チリ、白チリ。
海苔の箱に入れられた四角い紙。
いつの日か母はトイレットペーパーを見栄なのかスーパーの特売なのか買ってきて
和式便座の前にトイレットペーパーホルダーが取り付けられていた。
ある日、セーラー服で用を足したら
うっかり生徒手帳を落としてしまい、
父親に便器の中の手帳をトングで拾ってもらった。
ホースで水洗いをしたので乾いても手帳がふにゃふにゃになってしまった
その後、その生徒手帳は
3年近くも素知らぬふりをしてセーラー服のポケットの中にしまわれていた。
そんなことがおきた数か月後、家を新しくして
とうとう我が家も水洗トイレになった
ただ、これだけ便利になったにもかかわらず
不思議とありがたみを感じた思い出がなかったりする。
(家庭の事情にもよる)
そして、親も洋式トイレの掃除の仕方が不慣れなのか
水洗にもかかわらず
数年後、トイレ自体臭いが消えなくなっていた。
子供の頃は我慢していたけれど
成人してからは、自分で何とかしようと色々模索したものの
どうも中途半端で、完全に尿石は取れないし
鏡で便器の内側を見ると
カビは残ったまま。何十年もついている汚れが取れない
半分諦めていた。
ところが、開運の本を読んでいくうちに
もしかして今のうつ状態もトイレ掃除で何か救われるかもしれない
どうしてもトイレ掃除だけは抑えておきたいと思い
ネットを調べ、トイレ掃除グッズを再び揃い始めた
掃除道具で買い直したものは
トイレブラシ。小さなブラシと大きなブラシがセットになっているもので
トイレの口裏も掃除ができる優れもの。
もう何年も使っており、かなり汚かったので買い替えをした。
そしてトイレの尿石落としクリーナー
トイレの尿石取り。以前は紙やすりを使っていたが
思ったよりもよく取れず中途半端な状態に
専門のクリーナーを買ってみた
あと、トイレの詰まり用のスッポンもついでに購入
トイレの尿石落としクリーナーは便器の内側にこびりついた尿石が
見事に落ちた。消しゴムみたいにこするだけであの臭気も消えていった
そしてトイレの水が流れる手洗いの水垢もつるつるに
トイレブラシも新しく新調した
気分を変えるために新しくしたはずが
新しいトイレブラシで洗うと便器がとても綺麗になるような気がした
清々しい気がトイレに流れた
トイレブラシを新しくするだけでも
これだけ綺麗になるとは驚いた。
ブラシ自体も綺麗なのでトイレに置くにも躊躇しない。
今までのはとても汚れており
佇まいが申し訳なさそうだった。
長い間便器をきれいにしてくれてありがとうと
お礼を言って処分した。
そしてトイレ除菌クリーナーは
便座や便座裏、便器の表面、その他気がついた汚れを拭きとる。
トイレは紙を扱うせいかとても埃っぽい。
ちょっとしたところにほこりがたまるので要注意である。
床掃除はフロアワイパーで
私は今まで気がついた時にマキタの充電式クリーナーで吸っていたが
朝床掃除をする時に、一緒にトイレの床もウェットシートで掃除してしまえば常に綺麗な状態だなということに気がつき
日々の日課に。今までトイレ掃除の中で一番サボりがちだったかもしれないところだが
毎日綺麗にしたら清々しい気持ちになった。
玄関掃除のような清々しさ。
ちなみに、ウォシュレット部分は
まだ完璧に掃除されず課題状態。
こんな調子で日常生活にトイレ掃除を取り込んで行った
トイレ掃除を本格的に毎日始める前と後では気持ちがかなり違う
あの清々しさ。一度始めたらやめられない。
便器だけが綺麗になるのではなく
トイレの部屋に流れる空気が清々しくなった
今では義務ではなく、開運のためでもなく、
ただただ掃除したいから。
普通に日課となっている
汲み取り式トイレの時から悩まされていたトイレの臭いの問題が
やっと解決したのだった。