お皿洗い137
しばしば歴史的にみても、月は死の星として、描かれることが多いとおもいますが、「死」そのものが、月が地球に訪れたタイミングから生まれた、ともいえる気がしています。
ぼくの対談相手でもあった、矢作直樹さんはお医者さんでありながら『人は死なない』という本を書かれました。
人が物質として消滅する「死」は、いまの人類にとっては欠かせない、フィナーレとして、終活や、生命保険や、医療や、お墓カルチャーも、巨大産業になりながら、人生にとっての一大イベントとして、より近代になればなるほど、重みを増してきているような印象を受けます。
前回の記事で、月の時代に関して書いてきました。
「肉体的な死」のシステム、あるいは輪廻転生のシステムすらも、実は月が現れてからはじまったのではないか、というSFを、これから展開してみようとおもいます。
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