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高尾歳時記 2023年7月23日(日)

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天気:晴れ時々曇り
気温:28.5℃(高尾山山頂 11:30)
人出:混雑
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昨日22日、気象庁は関東地方の梅雨明けを発表しました。

同時に気象庁が公表したこの先の一ヶ月予報(07/22~08/21)では、気温が例年より高めに推移する可能性が高いことが発表されています。向こう一週間の天気予報を見ると晴れのマークがならび、最高気温も軒並み30℃超えの真夏日が続くようです。

本日7月23日は二十四節気の大暑。いよいよ夏本番です。高尾も夏の盛りを迎えていますが、アスファルトやコンクリートが熱を溜め込んで熱波に拍車をかける町中と違い、山の中は日陰や沢沿いを選べば、この季節でも過ごしやすく快適に登山できます。本日は小下沢こげさわなど沢沿いのルートを交えながら一巡りしてきました。

ヤブカンゾウはもうそろそろ終わりです。夏草でいっぱいだった小仏川の河原は草が払われてさっぱり。
ボタンヅルが咲いています。少々フライング気味です。夏が終わるころ、よく似たセンニンソウとともに、高尾ではあちこちで見られます。
センニンソウとボタンヅルは、花だけではほとんど見分けがつきません。明らかに違うのは葉の形で、葉が卵形なのがセンニンソウ、切れ込みが入るのがボタンヅルです。
ミゾソバも少々フライング気味。ミゾソバも、よく似たアキノウナギツカミとともに、夏が終わるころ高尾のあちこちでみられます。
ハグロソウ。夏の花です。ふもとや山中のあちこちで見かけました。
ハエドクソウも夏の花。こちらもふもと並びに山中のあちこちでみられます。
こちらも同じく夏の花。ヤブミョウガ。ふもとや山中のあちこちでみかけます。
景信山にあがる途中の、爽やかな小滝の流れ。ここはとても涼しく、快適でした。
梅雨が明けるころ、高尾のあちこちて咲き始めます。ウバユリ。
沢沿いで、陽があまり当たらない涼しい場所を好みます。
ミズヒキが盛りを迎えています。
景信山山頂に到着。今日は比較的眺望に恵まれました。
クズの花。根から取るデンプンが葛粉の材料になるなど、日本人には古来より馴染みの深い植物です。このクズ、園芸用として日本からアメリカに持ち込まれたのですが、その後現地の野生環境で異常繁殖。現地固有の植生や生態系に対する脅威となり、有害外来生物として駆除の対象になっているんだとか。そういう話って、日本だけじゃないんですね。
高尾の稜線上ではヤマユリの花が真っ盛りでした。あちこちでその大輪の花を見かけました。
オオバギボウシも真っ盛り。ふもとや山中のあちこちで見かけました。
キンミズヒキ。夏の花です。高尾では比較的個体数の多い植物です。
高尾のマメ科の植物の中で、唯一夏に花を咲かせます。ナンテンハギ。他は秋に花をつけます。
アジサイは梅雨のイメージだと思いますが、高尾には梅雨が明けると開花するアジサイがあります。タマアジサイです。蕾がはじけていました。
高尾山山頂に到着。空は雲が多く、富士山はお預け。
丹沢主脈も雲に包まれていました。
ゲンノショウコが咲いています。こちらも若干フライング。夏が深まると高尾のあちこちで見られるようになります。

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