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図書館の不思議

仕事帰りに図書館に寄って本を返した。
あー疲れたな。
ちょっと座りたいな。
そう思って新聞を持って共有スペースに座った。
思いのほか、読み応えがあって気づくと結構いい時間になっていた。
外に出ると
雨。
あ、傘はない。
しかたない。濡れるがとにかく帰ろう。
こんな時、数年前だったら走って帰っただろう。
一刻も早く家に着きたい。
でも、もう走る気力も体力もない。
年齢のせいか?疲労のせいか?そのどちらもだ。きっと。
家に着いて、すぐにお風呂に入った。湯気が私をおかえりと包んでくれた(ような気がした)。
雨でずぶ濡れになったけどそのおかげで、バスタイムを優雅な気持ちで過ごし、疲れもとれた。
…はずなのだが。
翌朝、なんとなくだるい。首から後頭部にかけてなんとなく重い。
でも熱はない。
いつものルーティンな一日を過ごす。
昼ごろ、図書館から予約本到着のメールが届く。
だるさは残るが、仕事帰りに図書館へ行こう、その事を糧にやり過ごす。
図書館で予約していた本を受け取る。
あー疲れたな。
ちょっと座りたいな。
そう思って新聞持って共有スペースへ。
戦争、円安、コロナ…ニュースはそんなところに集約される。

女性が経済的貧困により生理用ナプキンを買えないでいる⁈ん?どういうこと?
生理とか、メイクとか、女性ってことでひそかにやってることって、給付金とか免税にするとかできないのかしら。

JALサーチャージ値上げ?しれっと出てきたけど、値上げ幅がすごすぎる。
あー、パスポートの期限はいつまでだっけ?
国際線でどこかに行きたいなー。


そんなことを考えてたら、またしてもいい時間になっていた。
外に出ると。
なんだか頭はすっきりしていた。背筋がピンと伸びて、空は暗いが心は明るくなっていた。
読みたかった本が手元にある。
お風呂から出たら本を読もう。

電子書籍にならない、益田ミリさんの著書。
あこがれの益田ミリさん。
益田ミリさんのような文章を書いてみたい。
会っておしゃべりがしてみたい。
益田ミリさんのような女友達がほしい。
うなずきすぎて、時々涙が出て、時々くすっと笑えて・・・。

わたしも靴を探す旅をしている。
わたしの足に合う靴であること、かつ見た目に美しい靴であること。
もちろん痛くない靴であること。
基準は少なくとも自宅から図書館まで往復歩けること。



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