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男の子の習い事にクラッシックバレエを勧める理由

昭和、平成に比べると習い事・・・特に体を動かす習い事増えてきました。
昭和の男の子の習い事って野球かせいぜいスイミング、剣道・・・くらいかな。Jリーグができたあたりからサッカースクールも増えてきて、今ではバスケとかダンスとか・・・。オリンピック以降また様々なスポーツが一般の人や子どもにも広まるのっていいなと思います。

そんな中、息子は小学生のころ、クラッシックバレエを習っておりまして、
子育てしてた日々を振り返ってやっててよかったことのひとつにクラッシックバレエがありましたのでそのことについて書きます。

男の子を育てている方で、習い事に関心のある方のお役に立てれば幸いです。

なぜ、男の子の習い事にクラッシックバレエがおすすめなのか?

①言葉を使わずにコミュニケーションをとることを学ぶ

②体幹が鍛えられる

③心情が表現できるようになる

①言葉を使わずにコミュニケーションをとることを学ぶ

そもそも息子がバレエを習い始めたきっかけは小1のこと・・・、
ある時、学校のクラスでバレエを習っているわりと小柄な男の子N君が、バレエを習ってる女の子集団に「男なのにバレエ習ってるの?」とちょっとからかわれて困っていたそうです。
そこへ息子が一言「バレエの舞台は男の子がいないとできないんだよ。」
・・・といったようなやりとりがあったとN君のお母さまから、保護者会でお会いしたときに、聞きました。
N君のお母さまはバレエダンサーで、はっきりそう言った息子を頼もしく思ったそうで、息子にバレエ一緒にやりませんか?と誘われて始めました。
小1くらいだと女の子たちも可愛い衣装を着て発表会で曲の一部を踊ることがほとんどですが、舞台では必ず男性のバレエダンサーは必要です。なのにそもそも数が少ない。
息子がN君と一緒に通ったバレエスクールでも男の子は3人だけでした。
(息子とN君ともうひとり。やはりダンサーの息子)。
※ちなみに親のわたしたちはダンサーではありません。全くの素人です。
習ってみると、バレエというのは言葉を使わずに表現するので言葉が要らない。そして世界共通、歴史がある。
息子を育てるうえで、コミュニケーションのとれる子に育ってほしいと願っていましたが、なかでも思春期になるとどうしても異性を意識しだして変な方向にいってほしくなかったので、幼いころから女子のいる環境に慣れてほしいなという親の思いがありました。おかげさまで年上のお姉さま方から大変可愛がっていただき、やめるときにはまさかのプロのバレリーナのお姉さまからお手紙つきのお餞別をいただくほどでした。

②体幹がきたえられる

男の子の習い事は圧倒的に球技やってる子が多かったのですが、ママ友で元バスケの社会人チームの選手だった人は、自分の子どもにバスケを習うということはさせてなくて、理由を聞いたところ、投げる動作ばかりしていると体が偏るというのです。しかもボールの大きさによって体の使い方も変わるし、癖が作られるから、プロとかオリンピック目指すつもりはないので本人がやりたくなったらでいいと思う、とのことでした。なるほどーと思い、わたしも息子は球技向きではないなーと幼いころから思っていましたので積極的にスポーツチームには近づきませんでした。
(とはいえ結果的に中高の部活で水球やっていましたが・・・。)
なるほどたしかに、バレエは幼い子どもの習い事にしては、バーレッスンも左右両方身体をつかい、からだの前だけでなく背面も鍛えられる。またリズムにのってスキップやギャロップ、バレエ独特の足使い、ジャンプなど。意外と男の子でスキップができない子もいるんだと後々知りました。球技や他のダンスなどは本人の興味であとからでも選べるけど、バレエで体幹鍛えられるのは小学校低学年最適でした。

③心情が表現できる

クラッシックバレエは、白鳥の湖、くるみ割り人形、ドン・キホーテ、どれもストーリーがあり、一つ一つのしぐさ動作、ステップに意味があります。男の子はどうしても言葉よりも行動特に暴力に出やすいと思われがちですが、表現方法が分からなかったり言えなかったりするのではないかと思います。また、バレエに限らず人間の本能として嬉しければとびあがり、ガッツポーズをし、悲しければうなだれる、とぼとぼ歩くなど、心情を動きで表す経験は恥ずかしさが先に立ってしまうとできません。正直に表現できることは大事です。それらを子どもながらに理解し自由に表現させてもらえたことは見ている親としても、気持ちの良いものです。舞台に出るという経験も貴重でした。お遊戯会とは緊張がまったく別ものだったでしょう。幼いころ大きな舞台に立つ経験ができたことはその後も活かされています。

そのほかにも、女の子との比較でいうと、発表会の参加費用は、衣装がない分お安めなのと、男女比でいうと男子少ないので楽屋が広い、出番が多い、しかもセンターに立つことが多かったです。

もっと大きくなって女性のダンサーをリフトできる(持ち上げる)くらいになったら男性のダンサーは幕ものではわき役になりますが、それでもそのくらいになればソロの踊りの出番があったりするでしょう。

中には発表会でお金をお支払いして外から男性のダンサーを賛助出演として呼ぶバレエ団もあるほどです。需給バランスですよね。
残念ながら小学生の間だけでやめてしまったのでそこまでには至りませんでしたが、男の子=からだがかたいというのはステレオイメージで、身体のつかいかた次第です。

以上のような理由から、男の子の習い事としてクラッシックバレエも選択のひとつとしてお勧めします。

何年も前にファンだったヤマカイさんが、YouTubeですごい人になっててびっくりしました。いつか舞台も見に行きたいです。


https://www.youtube.com/channel/UCNx5GsqVUUcLkgp6wRoB7CA/featured

To be continued・・・



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