ロングスカートの悲劇
2022.1.17.#141
スタンドFMで配信しています。
元客室乗務員(CA)、歯科助手(DA)だった経験を活かし、
マナーのこと、歯科のこと、飛行機の中のエピソード・・・、
そのほか日常の気づいたことをお話ししています。
ロングスカートが苦手です。
新しい服に挑戦したいと思ったり、骨格診断を受けたり、試着室で試したりしたことはあるのですが、結局自分のクローゼットの中にはありません。
なぜだろうと思った時に、自分で似合わないと思っているという思い込みもあるのですが、
もうひとつにはロングスカートをはいている人をみて、
結構スカートがほこりやごみを誘い込んでるという場面を見ることがあるからではないかと思います。
たとえば、上りのエスカレーターで前の階段部分のところにロングスカートのすそがふれていたり、
椅子に座るときに床に触れていたりで、その時にモップのように床掃除をしてるようにみえます。
素材にもよりますが、スカートが長いだけで結構床に触れていることが多いように思います。
ファスナーが空いたままだったり、コートのベルトが床についてひきづっていたり、
といったような人を見かけたとき・・・、
場面にもよりますが、知らない人でも声をかけてお伝えしたりする、
いわゆるおせっかいをやくことがあります。
でもロングスカートが床掃除している場合、声をかけるほどでもないし、
着替えられるわけではないから直せることでもないし、どうなんだろうと思ってしまうんです。
これはズボンの場合はすそが足首でとまっているのでそういったことはおこりにくいです。
同じことは着物を着る時にもいえることなのですが、着物はなかなか洗えませんし、
どちらかというと着物を着ると所作にも気を配ります。
歩き方にも気をつけるし、履物も草履でそそそと歩くので、
階段の前の段差につかないようにとか、気を配れるのではないかと思います。
ロングスカートは苦手ですけれど、着物を着る生活にはあこがれます。
それはやっぱり日本人だから・・・みたいな心情的なこともあるのですが、
着物を着た時の所作にあこがれるからです。
動きが制限されるぶん、どうやったら美しく動けるか機能的に動けるか、
そんなことを考えられるのがいいなと思います。
これまで制服を着る仕事が多かったので、制服の場合、頻繁に洗えて清潔であることが第一でした。
実は繊維にとってはあまり洗濯しないほうがいいと聞いたことがあります。
そういえば学生時代の制服はせいぜい長い休みに一度クリーニングに出す程度でした。
日頃スーツを着て仕事する場合も、スーツのブレザーやスカート、パンツはそう頻繁に洗いません。
ブラシをかけることで繊維を保つのですよね。
今日も特になるほどネタではないのですが、ロングスカートを履くときもモップ掃除にならないように所作に気をつけて、ということくらいです。
ロングスカートが制服にならないのは、清潔に保つことと機能的に向かないからだと気づきました。
あきらかにおしゃれアイテムなんですね。
おしゃれは自分のため、身だしなみは相手のためです。
そういう意味でもロングスカートはおしゃれアイテムです。
おしゃれでロングスカートをはくのは女性らしさも出せるし、
足の形をカモフラージュできます。
自分のクローゼットを見ると制服的な観点で洋服を選んでいたので、
パンツばかり、
それにパンツもスカートも洗える素材ばかり。
これからはおしゃれなクローゼットも意識していきたいです。
今日このようなことを考えたのも、冬は毎日汗をかくわけではないし、下着は毎日お洗濯するけれど、洋服はその必要はない、けれど冬の方が繊維のホコリを吸っていたり、
ウールなどの冬に使われる素材がちりやほこりをうむと思ったからです。
あと考えたかったのは洋服の洗濯の頻度についてです。
日本人は毎日洗濯すると海外の人に驚かれたこともありますし、
実際ホストファミリーをやっていた時、彼ら彼女らの洗濯ものの少なさに驚いたことがあります。
日本人は果たして、きれい好きなのかそれともあまり考えずに一度着たものは洗濯機に放り込むから、ズボラなのかあるいはかえって家事を増やして大変にしてしまっているのか、
一日着た服を脱ぐとき、或いは朝服を着る時、仕事の日は身だしなみ、休みの日はおしゃれをしたい。できればおしゃれできる機会をふやしたい。その時は自分が着たいと思うお洋服を着たい。
そしてお洋服のメンテナンスについても
考えようと思いました。
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