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何かを継続するために継続してほしいこと

『実業団で選手としてマラソンや駅伝を走っていました』
と言うと、『昔から速かったんでしょ? 』とよく聞かれます。

わたしは本格的に陸上を始めたのは高校生からで、どうにか県大会に出場できても入賞なんて夢のまた夢といった感じだったので、決して速い選手ではありませんでした。
実業団に行けたのも顧問の先生がなんとかねじこんで入れてくれたという感じだったので、期待もされるどころか、続けられるか?と心配されるレベル(笑)

今回は、そんなわたしがあることを継続した結果、入社2年目に自己ベストを連発し、日本選手権出場、マラソン挑戦という大ブレイクを果たせたという話を書きたいと思います。

まず、わたしが継続したあることとは?
それは、規則正しい食生活の習慣です。
えっ練習じゃないの?と思われるかもしれませんが、前述の通り、高校時代全くの無名選手だったわたしは先輩方の練習についていけず、入って早々ケガをして、しばらく練習から離脱していました。
実業団の練習メニューをこなせるようなカラダを作れていなかったんですね。

それでも、バランスのとれた食事、早寝早起きの生活が環境として整えられた選手生活を継続した結果、1年目の後半から少しづつ練習をこなせるようになりました。
2年目には3000m、5000m、10000m、ハーフマラソンで自己ベストを出し、3年目には2回目のフルマラソンで2時間28分という記録を出し、無名選手から期待の若手に大成長(笑)

話をまとめると・・・
実業団に入ってすぐは、練習を継続できなかった
食事と睡眠に気を付ける生活を送り続けたら、練習を継続できるようになった
練習を継続した結果、速くなった
もっと速くなりたくて食事と睡眠への意識も高くなっていった

といった感じです。
ただ、これって陸上に限らず、どんなスポーツでも強い選手が当たり前にやっていることなんですよね。

わたしは選手時代、練習を継続すれば強くなれると知りました。
同時に練習を継続するということが簡単ではないということも知りました。
なぜなら、自分のレベルを上げるためには、練習のレベルも上げていかないといけないからです。そして高いレベルの練習は、疲労やケガといったリスクと向き合う場面も増えてきます。

継続は力なりという言葉がありますが、何かを継続するためには、自分自身の心やからだがよい状態であることがとても大事になってきます
だから目標を設定したら、それを叶えるための食生活の目標も一緒に立ててみてください。それをするだけで、目標達成への道のりの地盤がしっかり固まります。

と、いろいろ書いてきましたが、実は今度中学生の野球少年達向けの栄養講習会を担当させて頂くことになり、最初の動機付けとしてこの話をしようと思いまとめてみたのでした!

ちなみに、わたしは小学校6年間マラソン大会でビリから入賞を貫く実績の持ち主なので、長距離選手としての生まれ持った才能は恐らくありません。
そんなわたしだからこそ伝えられる『継続は力なり』を、知識と共に伝えられたらいいなと思います。





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