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手書きの良さを高めてくれるノート

 “思考は手書き”派の私が愛用しているノートは中村印刷所の『ナカプリバイン A5 方眼』。Rollbahn, Moleskine, 無印良品などいろいろ使ってきましたが、これに出会ってからは一筋です。

 横罫線は思考が制限させる感じがして好きになれません。無地も悪くないけれど、少し不安です。方眼は図を描くときのガイドになります。自由と安心が共存する方眼がちょうどよいのです。『ナカプリバイン』の方眼はとても薄い、温かみのあるグレーで極細なので邪魔になりません。

 『ナカプリバイン』が他と違う最大の良さは、開いたときに完全に平らになるところです。しかも左右ページの方眼がぴったりと合っており、書いているうちに考えが広がっていっても何の障害もなくA4に拡張できます。コピーをしても影ができません。丁寧に取りはずして1枚のA4用紙にすることもできます。

 糸とじではなく、2つ折りの紙を重ねて背の部分を接着していることによりこれを実現し、かといってばらばらになることなくノートの形を保持しています。技術を磨いて丁寧に作っていることが伝わってきます。

 枚数は30枚。新しいノートに移るスピードが速いので、気分を新鮮に保つことができます。ノートカバーに2冊を差し込んで使うにはちょうど良い厚さで、古いものを左に、新しいものを右に入れれば、適度に過去を振り返ることができて都合がよいのです。『ナカプリバイン』の表紙デザインは事務的だけれど、ノートカバーに入れれば逆にそれが利点と言えます。

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中村印刷所のサイトです↓。仕事への愛情を感じます。


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