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企業勤務前に知っておきたいビジネスマナー②

企業に就職すると準備されることが多い「名刺」。

自分の名前と社名が一緒に印刷された名刺を見ると、嬉しさと緊張感が沸き上がるものです。

何気なく見ていると簡単なように見える名刺交換ですが、いざ自分が交換する場面になると戸惑うことが多いのも事実です。

今回はそんな名刺交換の基本的なおこない方についてご紹介します。

<名刺を支給されたら >

まず、名刺入れを用意しましょう。

首から下げるカードホルダーや手帳のポケットなどに入れている場合もありますが、名刺入れを使用するほうがスマートです。

また、汚れていたり折れ曲がっている名刺が無いよう、日頃から気を付けましょう。

<名刺交換のしかた>

自分の会社側が複数名いる場合には、立場が上の人から順に名刺交換をおこないます。

自分の番が回ってきたら、原則目下の人のほうから先に名刺を差し出します。

差し出し方は、名刺の文字を相手側が読めるように向け、手前の両端を親指と人差し指でつまむようにして両手で持ちます。

そして「〇〇株式会社の××と申します」と社名と苗字(必要に応じて部署名)を名乗りましょう。

この時、名刺入れは名刺を持っている以外の両手の指とてのひらで包むようにして持ちます。

両者が差し出して名乗ってから、目上の人から順に受け取ります。

この際、目下の人のほうが相手の名刺よりも下になるように差し出している状態にします。

しかし、相手も気を遣われる場合には先に自分が出した名刺よりも下に差し出されることもありますし、受け取りもほぼ同時になることが往々にしてあります。

そのような場合には、失礼のないように気を遣いつつも、ある程度はその場の流れに任せてスムーズにおこなうというのが現実です。

受け取る際には「頂戴いたします」と言って、受け取りましょう。

この時に指で先方の名前や会社名、企業ロゴを隠してしまわないように気を付けます。

また、交換の場面で相手に気を遣ってもらったと感じた場合には、「恐れ入ります、頂戴いたします」などと一言添えると、その場の雰囲気が和むでしょう。

↓名刺と名刺入れの持ち方イメージ

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<名刺交換のあと> 

名刺を受け取った後も気を抜けません。

先方の名刺はすぐに名刺入れに入れずに自分の名刺入れの上に置いた状態で両手で持ち、席についてからも文字を自分側に向けて名刺入れの上に置いた状態で、その商談や会議が終了するまで自分の前に置きましょう。

複数名から名刺を受け取った場合には、先方が座っている席の順序と合わせて並べて置きます。

この際に名刺入れの上に載らないようであれば机の上に並べて問題ありませんが、自分の名刺入れをカバンにしまったりせずに相手の名刺付近に置いておくようにしましょう。

また、どのような人だったかを記憶しておくためのメモも、その場では書き込まずに会議や商談が終わった後におこなうようにしましょう。

名刺は日本のビジネスシーンにおいてとても重要なものです。

ぞんざいに扱うと相手に対して大変失礼になりますので、気を付けるようにしましょう。

また、同様に自分自身の名刺も大切に扱いましょう。


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