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マーケティングの基本

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マーケティングの基本について書いた記事をまとめています。
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#広報

広告がトレンドを作り、文化を作る

いつの時代にも、はやりすたりが存在しています。様々なものが一気に流行したと思ったら、次の瞬間にはまた別の流行が現れます。 例えば、お笑い芸人でも「一発屋」と言われる人たちも、そのような部類に入るのではないでしょうか。 では、どのようなヒトやモノがこれからもブームになるのでしょうか。 そのポイントはいくつかあります。 まずは、ブームをけん引するのがヒトであれモノであれ、時事性の波に乗るということだと思うのです。 つまり、時代の最先端でありたくさんの人たちに共感を与えるよう

Twitterのフォロワーを増やすには

Twitterのアカウントを効果的に運用していくには、目的を定めることが大切になります。 自社のPRしたい情報を配信して、ユーザーの認知度を上げていくことや、キャンペーンなどの情報を配信して販売力を高めるなど、明確な目的を絞ることが重要です。 Twitterのフォロワーを増やす方法は、ペルソナを決めることが大切だと良く言われています。ペルソナ設定とは、商品やサービスを提供したい人を決める設定のことになります。 ペルソナを設定することで、ユーザーのニーズをより把握することが

顧客との接点を設計するマーケティングで大切な考え方

ビジネスシーンを取り巻く環境は、日々目覚ましい勢いで変化を続けています。 一昔前のセオリーが今日のビジネスシーンではまったく通用しないことも、日常茶飯事となりました。 それでも、経営戦略の基本は、残念ながら今でも変わっていません。 いわゆるマーケティング活動を常日頃から行うことが、事業の拡大や安定経営には必要不可欠なのです。 国内市場だけでも、数え切れないほどの企業が存在しており、競合他社に知名度やシェアで差をつけられていると安定的な企業の存続と発展は困難です。 月並

広報担当者が知っておきたいSNS活用法

広報担当者は、日々情報収集して、社内外に対して発信する情報を精査し、特に外部への宣伝に力を注いでいると思います。 しかしながら、なかなか結果が出ない時もあるでしょう。 昔のように、たくさんのお金を使って宣伝をする方法もありますが、予算のないところはそれも難しいです。業績が落ち込むと、真っ先に予算を削られるのは広報部門ですから… でも、最近は少しずつ宣伝の仕方もかたちを変えてきています。小額予算で宣伝をすることが多く、お金をかけない広報も可能になりました。 具体的には、S

なぜ、2021年はウェブマーケティングが熱くなるのか

2019年12月に中の国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスはあっという間に広がり世界的なパンデミックとなり、感染被害は一気に拡大しました。 当初、ウイルスを避けた生活をするという感染症対策が主流でしたが、被害の拡大に伴いウイルスと共存して新しい生活様式を導入するという対策方法にシフトしつつあります。 マスク着用を徹底したり、ソーシャルディスタンスを十分に確保して人とコミュニケーションをとったり、アクリル板やビニールシートを取り付けたりして飛沫感染を徹底的に防ぐ、手洗

ブランディング活動に定石や必殺技はないが、地道にやった者だけがその効果を知る

ブランディングは、その正解が各社各様であり、これをやればブランディングが成功するなんてものは存在しません。 顧客に対して、「どう思ってほしいか」を追求していくのかブランディングであり、マーケティング活動の一環です。 企業では、ブランディングという概念をマーケティング活動の一環に据えている、という表現が実態に近いのかも知れません。 ブランディングとは、「ブランド」を形作るためのさまざまな活動を意味して使われる言葉で、具体的には商品のデザインやシンボルマーク、名称やキャッチ

デジタルトランスフォーメーション(DX)時代の広報について

デジタルトランスフォーメーション(DX)は、デジタル技術により、仕事や生活の様々な面で、より良い方向を目指せる基盤となることが期待されています。 広報の仕事も例外ではありません。 デジタルトランスフォーメーションの時代は、これまでの広報活動と違い、デジタルツールを効果的に活用することで、より重要性の高い仕事に時間を割くことができます。 例えば、今までの広報の仕事は、人海戦術やアナログ作業が多いのが特徴でした。 特に時間を要するのが人脈作りとされ、セミナーやイベント等に足を

マーケティング活動で役立つ消費者心理5選

マーケティングを行っていくうえで必要なのは、経済や経営の知識だけではありません。 消費者の思考や気持ちをしっかりと考えていく必要があります。 そこでポイントになるのは、ビジネスにおける行動心理学の基本を押さえておくことです。 これは、普通の心理学とは異なり、振舞いや言動から心理を推察する行為がメインとなっています。 もちろん完全に見通せるわけではありませんが、「なぜひとは物を買うのか」という観点で以下の5点を知っていれば、有利に立ち回れると思います。 ※インターネット上だ

デジタルトランスフォーメーション(DX)とマーケティングの関係について

最近デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉が、各種メディアで登場するようになりました。 デジタルトランスフォーメーションとは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という考え方で、マーケティングなどでは様々なデジタル技術を組み合わせて利用することで、今までよりもよりデータ活用を可能にすることができるという概念です。 例えば、顧客管理「CRM」はマーケティングを行う上での基本ですが、DXを行えば今までよりも販路が広がる可能性が出てきま

企業がデジタルマーケティングを強化した方が良いと思う理由

2021年はDtoCの時代と言われています。 FacebookやInstagramなどのSNSや、YouTubeといった動画配信サービスなどSNSによる個の発信が誰でも可能になりました。 今までマスで行っていたマーケティングが通用しなくなり、個人が見るメディアは多様化しています。 特に若い世代においては、マスメディアを見ることは少なくなり、個人同士が情報を共有したり、自分の価値観に合致したひと(インフルエンサー)を身近に応援することが可能です。 このため、企業側もユー

結果よりもプロセスを売る時代

単純に「このサービスすごいです!」、「この商品良くないですか!」と訴求するよりも、そこにストーリーを乗せてあげると、ファンがつきやすく、モノが売りやすくなります。 以前書いた記事の補足的な内容になりますが、モノを売るには、そのモノよりもストーリーやプロセスが大事という話題です。 完成した商品やサービスに圧倒的な優位性があるものを除き、その価値を高める手法として、プロセスやストーリーを併せて訴求すると効果は絶大です。 例えば、「老舗お菓子メーカーとITベンチャー企業がコラ

マーケティングや広報だけでなく、コミュニケーションにおいて、CTA(Call To Action)の設計はとても大切

マーケティングを学んでいるひとであれば、必ず目にするCTA。 CTAとは、「Call To Action」の略です。日本語では「行動喚起」と言われることが多いです。 Webサイトの訪問者にとってもらいたい行動を意味します。 多くの場合は、具体的な行動を喚起する、Webサイト上に設置されたイメージやテキストのことをいいます。 ・・・という、基礎知識が前提にあるのですが、CTAの考え方は、Webに限らず、広くビジネスの世界で大切なものだと、私は考えます。 例えば、社内でのコ

広報とマーケティングの違い

広報とマーケティングの関係は、切っても切り離せないものです。 広報部門とマーケティング部門を分けずに、ひとつの部門で機能している組織が多くあります。 それぞれの役割を理解すると、組織体制の構築や強化に役立つと思い、改めて整理しました。 まずは、広報から。 広報は、内外に対して、情報を発信する役割と捉えると良いと思います。 自組織の取り組み(商品・サービス等)を広く社会に知ってもらう役割を持っているのと同時に、外部の情報をまとめ、内部へ展開する役割を持っています。また、メディ