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普通の人こそClubhouseで体験できることがある

周りにSNS使いが多いこともあって、何も知らないまま招待されてなんとなく使い始めた音声アプリclubhouse

招待枠が1万円で売り買いされるという初動の熱狂も一段落し、登録からひと月経ってフォロワー数は300人ちょっと、という積極的にフォロワーを増やすこともしていないがそこそこ使ってみているごく普通の無名の人間が、実際に使ってみたclubhouseならではの新鮮な体験を記しておきたい

音声のみに特化してるということからclubhouseで重用されるのはざっくりいうと学術・ビジネス系、自己啓発系、自己紹介系、タレント出没系、などであり、その他にはサブカル・おふざけ系、個人レベルの井戸端会議までまさに玉石混交ひしめいている(当初乱立した不気味な無言相互フォロー部屋は淘汰された模様)

誰でも興味ある部屋に自由に出入りし、興味ある人をフォローすればいいだけのことだけれど、実名登録が基本であることから有名人にとってはすぐにclubhouse上での所在がバレるため、本人が意図しなくても実質「荒らし」と化したり無償奉仕になってしまうので敬遠する人も増えてきたようだ

その点、無名の素人は気楽にどこの部屋へも乗り込めるし、何者かになりたいならコストをかけずに自分のフィールドを広げることも可能である



まずはオーディエンスとしての楽しみ方+α

とにかく最初は知り合いや著名人などの入りやすい部屋、興味ある内容の大部屋に入ってただ聞いてれば大丈夫

私はというとオーディエンスにおいてはただただ自分の興味ある人のルームを気まぐれに追っかけていて、朝晩の落合陽一氏からアナゴハウス(サザエさんのアナゴさんだらけのモノマネ部屋)、見知らぬ僧侶の奏でる般若心経まで幅広く回遊し、さらにその中で地味な楽しみを見つけている

例えば毎夜開かれている安倍元総理(モノマネ)の昔話の読み聞かせルームではいつも1,000人近く人が集まるので最前列で聞くために開始と同時に全集中最速でルームに入ってみたり(単なる画面上の最前列をスクショしたいだけの自己満足なので意味はないが)

またある時はアイコンの写真を文鳥に変えて、それが全く馴染まない黒人がひしめいてるブラックミュージックのclub部屋に潜入して周りからビジュアル的に浮いてみたり、と音声アプリなのに画面上のビジュアルも自分のフィールドとして勝手に遊んでいる

全員マイメロディのアイコン部屋とか、まさに普通の人だからできるくだらない愉しみ方も枚挙に暇がない(真似したい人もそうそういないだろうけども)


スピーカーをやると諦めが良くなり楽になる

オーディエンスでアプリに慣れたら次はスピーカーである

いきなり大箱(大人数の部屋)では手を挙げるのも話すのもハードルが高いので、10人程度の当たり障りのないテーマで話してる小部屋で手を上げてみるといい、もちろんモデレーターが知り合いならなお安心!

思ったように話せても話せなくても全てはその場で流れていく川のようなものなので多少うまくいかなくても誰も気にも止めないから大丈夫、みんな自分のことしか考えてないからね(いい意味で)

いつも何かと準備しないと心配で踏み出せない人ほど手を上げてその場で出てくる自分の言葉を信用してみるといい

その場で消えていく音声アプリは自己実現に最も大切な「今ココ」の感覚が身につく、間違いない。


モデレーターをやらない手はない

オーディエンスでアプリに慣れ、少人数部屋でスピーカーも体験したら次はモデレーターである

テーマは何でもいいのだが、いわゆる「イイ話」はクラハにおいては溢れかえっててデフレを起こしてるので著名な誰かに任せるとして、ただの道楽者である私はよりマニアックな視点や趣味の話、普段立ち飲み屋で気心知れた相手にするようなくだらない雑談をしたいのでそんな部屋を何度か開いている

意外と好評だった「すきま風の時代」


そうそう、ほぼ最初の主催ルームは友人と二人で開いた「コトリハウス」という鳥の話をとりとめもなく話す部屋だった

犬でも猫でもなく鳥、アイコンはもちろん文鳥だ

誰も来なかったら二人で話そう、くらいで始めたらそれでも10人前後の鳥好きがふらっと来てくれた

驚いたのはその中に最近YouTubeで見かけて気になっていたウズラを飼ってる人がいたことである(その方がclubhouseをしてるとは知らなかった)

早速スピーカーに上がってもらいお互いTwitterでも繋がることができたのだが、たった10名程度の集まりでも興味ある人と出会えるというこの引き寄せ効率の良さには鳥肌が立った(コトリハウスだけにな)

つまりフォロワー数に関係なく、発信する電波(タイトル)の輪郭が濃ければモデレーターにとって最適な引合せが起きることが実証されたので、ヘタに影響力のない普通の人の方が自由に、有効に活用できるのである


著名人と話す体験

更にclubhouseならではの特徴として、この著名人と生で直に話す機会もあるという飛び道具がある

何年か前に「自分とは全く繋がりのない別世界の住人と思われる著名人であってもネット上で6人介せば大抵繋がることができる」という仮説を聞いたことがあり、ほほー!?と思ったものだった

実際clubhouseではそんな現場に立ち会うことがよくある

著名人がモデレーターをしている部屋で一般オーディエンスに「どなたか質問ある人いたら手を上げてください」という場面がそれだ

誰が手を上げているかはわからないが、タレント性の強い著名人であれば相当な数の手が上がる中、ポンとピックアップされて「え、本当に私ですか?」というノリで話す人をよく見かけるし、実際ビジネス系のルームだとそこでさらっとプロのコンサルを受けるラッキーな人も結構いる

ただ聞いているだけでも気づきが多いのでそういう部屋も時々覗いてるのだが、実際自分がそういう著名人と直接話すってどんな感覚なんだろう?とふと思ったので試すことにした

しかも著名な人と話したいのは真面目なビジネスの相談ではない、もっとゆるい話だ、誰にしよう⁈

そこで思いついたのがclubhouseで大ブレイクしている自由すぎる書道家の武田双雲氏である

話も、歌も上手く、人を巻き込む力が凄いのでその波動に触れてみたいと思ったら丁度良いことに彼はたまたま一人でルームを開いていた

テーマも「寝る前の素敵な習慣を教えてください」みたいなゆるいやつだったので入ってダメ元で手を上げてみた

深夜のゲリラ開催でもオーディエンスは300人以上、大人気なのでかなりの手が上がってるらしい

自称感謝オタクである双雲氏のファンはスピ系が多くスピーカーに上がる人も寝る前は万物に感謝してるという系の似たような話が大半、ちょっと飽きたかも(&ホントかよ)と思いながら聞き流してたら終盤、

呼ばれた。

こちらはハナからためにならない話しをしようと思ってたので

「超夜型でいつも夜中には大体モナカアイスとか食べながらTwitterでひとの家の文鳥の写真を見てニヤニヤしてます」

というしょうもない事実を話して双雲氏と爆笑したのだった


どうにも文鳥が好きなものでね


まぁ内容はともかく(笑)一緒に笑うことでエネルギー値の高い人の波動とダイレクトに共鳴する感覚はやはり心地よく、まさにクラハならではのとても良い経験ができたと思う

昔だったら恥ずかしくて出来なかっただろうな

喋るのが苦手、とか自分の声が嫌い、とか面白い話が出来ない、とか全部関係ないのですよ

相手が誰であっても構えずに自分の言葉で接していくと受け取ってもらえるという体験が足りてない普通の人こそ、その数稽古が効率よくできるのがClubhouseだと思うので、おっかなびっくりでも少しずつ使ってみると世界が広がるのが体験できるはず

何かを難しいと感じる時、そのハードルを上げてるのは他でもない自分自身なのだから

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