フランク・ロイド・ライトとアーネスト・ヘミングウェイの街へ引っ越しました
2023年4月に渡米した後の1か月間は、仮住まいとしてシカゴのダウンタウン北部のAirbnbに滞在していました。
生活の立ち上げで何かとバタバタしていましたが、並行して賃貸物件候補の内見を重ね、4月末に郊外のコンドミニアムに引っ越しました。
2022年秋のシカゴ下見旅行の際は、ダウンタウンに住むか郊外に住むか、タウンハウスにするかコンドミニアムにするか、はたまた一戸建か、などと考えあぐねていましたが、最終的に郊外に居を定めることにした決め手は、朝晩の通勤ラッシュによる渋滞。
私が通勤するオフィスと子ども達が通うPreschoolは郊外にあるため、ダウンタウンに滞在していた1か月間は、朝晩ダウンタウンと郊外を車で往復していました。
渋滞が無ければ30分くらいの距離でも、通勤ラッシュにはまるとすぐに1時間、1時間半と到着予定時刻が伸びていくのはなかなかにストレス。
ダウンタウンの華やかな?生活やミシガン湖一望の眺望に惹かれる思いもありましたが、1か月間ダウンタウンから郊外に通う生活を経験したことで、日々の利便性を優先する決心がつきました。
ダウンタウンを中心として、ミシガン湖とは反対側に半円上に街が広がるシカゴ郊外。
SchaumburgやArlington Heightsなど日本人が多く暮らすエリアもありますが、私達が借りているコンドミニアムはOak Parkという街にあります。
Oak Park周辺には一戸建やタウンハウスもありますが、夫が大学院の通学に電車を使うため、駅に近く築浅のコンドミニアムを選んだところ、これが大正解。
駅周辺には、Whole Foods Market、Trader Joe's、Targetな日常の買い物に便利なスーパーマーケットがあり、そこから伸びる通りにはレストランや映画館、図書館や書店、銀行、病院、他にも様々なショップが建ち並びます。少し足を伸ばせばCostco Wholesaleも。
街の中には緑が多く、公園も大小様々にありますし、治安上の不安も今のところ感じません。
郊外といっても、ダウンタウンまでは車で15分程度ですし、最寄りの駅からはCTAやMetraが使えます。
子ども達のPreschoolへは車で数分、私のオフィスもHighwayを使わず20分程度、夫の大学院へも電車で一本と交通利便性が高く、ダウンタウンから通っていた頃を考えると雲泥の差。
Oak Parkはシカゴのダウンタウンからちょうど真西に位置しているため、コンドミニアムの窓からはダウンタウンのスカイラインがきれいに見えます。
ミシガン湖は見えませんが、これはこれでシカゴらしい眺望ということで気に入っています。
Oak Parkの街は18世紀から徐々に発展し、今日では一般にフランク・ロイド・ライトとアーネスト・ヘミングウェイの街として知られています。
Oak Park周辺には、近代建築の三大巨匠の一人であるフランク・ロイド・ライトが手がけた建築物(自宅や仕事場含む)が多く残されており、一般見学向けに公開されていたり、今も住宅として使われ続けているとか。
また、米国を代表する作家の一人であり、ノーベル文学賞を受賞したこともあるアーネスト・ヘミングウェイは、このOak Parkで生まれ育ったとのことで、修復された生家や写真や手紙などを収蔵する博物館が見学できます。
正直なところ、フランク・ロイド・ライトもアーネスト・ヘミングウェイも、私はまったく詳しくないのですが、これも何かの縁。
せっかくなので、Oak Parkに住んでいる間に、観光はもちろん、作品に触れる機会を作っていきたいと思います。
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