見出し画像

タイトルにいざなわれて購入した書籍の詳細

書籍到着

ついに注文した書籍
『楽園ハワイでコーヒー農園を始めよう!
ー「英語NG」「農業経験」なしでも海外移住の夢を叶えますー』
が届きました!
待ちに待っていたので、嬉しい限りです。

一気読みしてしまい、1日とかからず読了しました笑

自分自身の肥やしにするため、要点を書き記して行きたいと思います。


書籍の要点

(刊行の2010年当時の情報なので、その点はご容赦ください。)

著者洋子さんの体験から得た「こうしたらアメリカに住める」「ハワイで農業を始める」
ノウハウを詰め込んだ本。

4章に分かれていて、
1章が移住準備編、2章が暮らし編、3章が農園開業編、4章が農園実践編となっています。

前半の2章で5分の3程使い、準備やVISA取得、日本とアメリカでの生活の違い等が
書かれています。

著者は、35歳の時に1ヶ月かけて単身アメリカ旅行をし、
アメリカに住もうと決心したそうです。

やはり思っていた通り、VISAの問題が一番大きいようですね。

私もワーホリで韓国へ行き、そのまま韓国に残りたいと思いましたが、
VISAの問題で帰国せざるを得ませんでした。
なので、VISAの問題の大きさというのは良くわかります。

まずは、英語の勉強をするために留学したとの事。
その時のVISAがF-1。
そしてF-1→ワーキングVISAへ切り替えを行いました。

サンフランシスコの英語学校に通い英語を勉強し、その後大学へ進学。
英語学校で注意すべき事や大学選びのコツ等も書かれています。
(英語を上達させる為に翻訳本ではなく原本を読む。英英辞典を駆使する事等も言われています。)

そして卒業後ワーキングVISAを取得。
(2010年2月現在、ワーキングVISA取得には大学4年の卒業資格が必要。
調べた結果現在も同様だが、トランプ大統領の内需を盛り上げる政策により取得率が減っている模様。)

他のVISA取得者では、日本での専門職の経験がある人は寿司職人が最も多く、
日本車が多く走っているので車の整備士も多いとの事。
また最低50万ドル以上の資産を有し、20〜25万ドル程度投資をしていれば、
投資VISAを取得するという手段もあるそうです。
他にも一風変わった、申請して当選すれば取得できるDV-20××移民多様化VISA
というのもあります。
(こちらは現在も継続されていて、昨年の申請がDV-2021です。)

著者はVISA取得後、某有名ブランドの化粧品のセールス担当に就職。
日本語が活かせる仕事の中で、意外と日本人が知らないのが、
ウエイトレスやリテールのセールス等のサービス業で、高級を取れるとの事。
時給制やコミッション制、時給とコミッションの掛け合わせがあるようで、
著者は優秀な販売成績を残し、全米6位のセールスで表彰されたとの事。

ウエイトレスが稼げるというのは、通常のレストランではチップが15%、
高級レストランに至っては20%が最低ラインだそうで、
忙しい日であればそれだけで100ドルは稼げてしまうとの事。
(日本で生活しているとサービス料金が含まれているので、
チップって意外と高いと知りました。)

しかも日本では、セールスやウエイトレス等サービス関係の仕事は下に見られがちだが、
アメリカでは立派な「サービスを売る」専門職としての扱いがされているそうです。

また暮らし編として、日本とアメリカの健康保険事情に関しても記述があり、
日本がどれだけ手厚く保障されているのかということがわかります。

運転免許証の取得は、日本のように教習所の制度がなく、
結構我流で運転している人が多いが、道幅も広く運転はしやすいとの事。
(日本の教習所で習った通りに、脇見をせずに運転をすれば大丈夫だそうです笑)

そして現地で素敵な方と出逢い国際結婚をしたとの事。

ついにハワイのコーヒー農園を購入

ハワイ島は5つの活火山のある島で、
コハラ(死火山)マウナケア(休火山)フアラライ(休火山)
マウナロア(活火山)キラウエア(活火山)
があります。

マウナロアは、標高は4,169mだが(ハワイ島で二番目に高い山)、
海底からの標高が10,203mで海底からの標高では世界一の山。

コナコーヒーベルトは、フアラライ山の斜面のごく狭い地域を指します。
農園により味が異なるが、一般的に海側の方が酸味が弱く、
山側の方が酸味があるといわれています。

コナがコーヒーの生育に適しているのは、
一年中気温が一定で冬も気温が下がり過ぎず、
気温が上がる夏場でも、日差しが強くなる午後に曇ってきたり雨が降ったりして、
気温が上昇し過ぎるのを防ぐためです。

ハワイでコーヒー農園をすると決めて、
様々な物件を探し、荒れ果ててはいるが、
すでにコーヒーの木が植わっている物件をローンで購入。

アメリカでの不動産購入手続きには、
資格を持ったエージェントを必ず通さなければいけないそうで、
それが色々と大変なようです。

農園実践編では、
実際の一年間のスケジュールが書かれています。

※書籍内では、スケジュールや作業工程等
 非常にこと細かく説明されておりますが、
 企業秘密(?)等の可能性もあるので、
 簡潔に説明していきます。
 興味のある方はご自身で調べてくださいね。

コーヒーの実の収穫は8、9月から始まり、12月頃まで続くとの事。


そのために、2月頃から枝の剪定や肥料撒蒔き、害虫駆除等行います。

春にはコーヒーの白い花が咲き、一斉につけた木は、
まるで雪が積もったように見えるため、
コナ・スノウと呼ばれているとの事。

収穫時の苦労は、
コナでは手作業で摘み取るため、
大変な重労働なのと人材を確保するのが大変だそうです。

そして一番問題なのが、買い手を見つけて出荷する事。

以上が一年の簡単なスケジュールとなってます。

著者が最も伝えたい事

著者が最後に強くおっしゃっているのが、
ぜひコナコーヒー100%の物を飲んで欲しいとの事です。

大手の農園は買い取ったコーヒーの実を輸入した安い豆とブレンドして、
コナコーヒーとして売っているそうです。
なぜ100%のコナコーヒーを飲んで欲しいのかというと、
ハワイへコーヒーの生豆を輸入するには、消毒しなくてはならず、
カリフォルニアで臭化メチルによって消毒されているからです。

さらに、コナでは10%のコナコーヒーがブレンドされていれば、
「コナコーヒーブレンド」と名乗ることが出来、
残りの90%のブレンド豆がどこの物かというのを表記しなくても良いため、
産地不明の薬品どっぷりの豆を飲んでいるかもしれないとおっしゃられています。
(ちなみに、日本では〇〇コーヒーブレンドと名乗るには、
公正取引委員会や消費者庁により30%以上と決まっています。)

しかも、コナコーヒー100%というラベルは、コーヒー団体からでなくとも
買える上に、産地の違うコーヒーに貼って販売したとしても取り締まる規制が
ないのが現状だそうです。
(2010年当時であり、現時点ではわかりません。)

だからこそ、しっかりとした100%のコナコーヒーを飲んで欲しいのだと強く感じました。

最後に、書籍の刊行が2010年であり、ネットで検索したところ
現在はコーヒー栽培を縮小し、
オーガニックで育てたフルーツ観光農園にしていくとの事です。

農園の事は簡潔に書き記しましたが、
気になる方はぜひ書籍を手に取ってみてくださいね。

余談ではありますが、
書籍の途中に著者の誕生日が載っていて、
私と同じ誕生日だった事に運命を感じ鳥肌が立ちました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?