Mr.Children 30周年記念ツアーに参加した
2022年5月のある休日、1 通の電話が入った。
電話に出ると彼女の上機嫌な声が、
…マジで?
昔からそこまで興味がなくても勝手に耳に入ってくる、日常に潜んだ名曲たちを一通りは聴いていたくらいの俺が行ってもいいんですか?となった。
対する彼女は死ぬまでに行きたいライブの一つであり、それの念願が叶ったようだ。
彼女はファンクラブには入っていなかったが、それでもミスチルが好きで本当に喜んでいた。
相当な倍率を勝ち抜けて来たんだろう。
6月11日、日産スタジアム、雨が降りそうで降らない日だった。
スタンド席で開演を待ち、カウントダウンが始まり、終わった。
注目の1曲目、色んな曲を想定したが、自分としては予想外の曲が。
まさに今始まったライブが、Mr.Childrenというバンドがこのまま終わらない旅をずっとずっと続いていくようなことを示すかのような幕開けだった。
ぶち上がった。
途中、桜井さんが言った
いや多すぎてどれだよ!??!?!と、笑った。
でも聞くと納得。
個人的に聞けて嬉しかったのは
ライブ映えしたのと、より好きになったのは
これを演奏している時の風景が本当に綺麗で、
という歌詞が、なんかすごく身に響いた。
Signを生で聞けていること、ライブ会場の雰囲気を味わえていること、大切な人とその空間を共にしていること。
そのどれもがかけがえのないもので、この時間がまさに美しい瞬間なのだと感じたと同時に、この時間はすぐに終わってしまうものだ、そして俺もいつかは老いて、死んでしまうのだなというところまで感じてしまって、恐怖という名の残酷さに気付かされたような感覚があった。
他にも名曲と呼ばれるものはあるのはわかっているが、この日、自分の中の名曲はSignになった。
本当に、このライブに来れて良かった。
彼女は泣いていたし、ノリノリで横揺れしていたし、興奮して手を振りまくっていた。
僕も興奮して手を振りまくっていた以外は同じだった笑
ライブを終えて、他の会場のセトリを見比べていたら全然歌っている曲が違うことに気づいた
めっちゃ羨ましくなった。
もしまたミスチルのライブがあるならば、また行きたいと思えた。
追加で下記も聞きたいところだ
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