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自己開示ができないと悩む人へ:なんでも言えばいいってものではない。

楓コンサルティング代表の小暮貴恵です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。

本音で生きる存在美学コンサルタントとして、幸せな起業と幸せな人生をテーマにコンテンツを提供中。
プロフィール:https://profiee.com/i/Kiechan 


よく起業セミナーや自己啓発の業界で言われることは、自己開示が大切だということです。確かに、大切だし、さらけ出せて隠すことがなければ生きやすいです。エネルギーも軽やかでまろやかになっていくので、人気や注目も集まりやすいでしょうね。しかし、同時に自己開示が苦手、できない、怖いなど自己開示に対して拒絶反応を起こす人もいるかなと思います。ここでポイントになることは、自己開示は義務ではないし、何でもかんでも言えばいいってことでもないということです。

1:そもそも自己開示って何?

自己開示とは、自分についてのプライベートな情報や心の内側を嘘偽りなく伝えるということです。起業の業界で言われる自己開示は、どちらかというと特定の印象を持たせるために行われているので、自己提示です。つまり、ブランディングのためにやる自己開示は自己開示ではなく、“自己提示”になります。おそらく、自己開示で悩む人の多数は、自己開示ではなく自己提示をしているから苦しい可能性がありますね。自己開示をしないと出遅れる、相手にしてもらえない、さらけ出さないとだめだ!など謎の義務感を背負うことになります。相手の自分に対する印象をコントロールするための自己開示は自己開示ではなく、自己提示なのですね。私の中では、エセ開示と呼ぶこともあります。自分を良く魅せようとたり、自己開示をしないと〜だからと前置きが思考に在る限り、自己提示どまりなのです。


2:自己開示の返報性

自分が打ち明けると相手も打ち明けるという法則です。よく耳にしますよね。だからこそ、自分が打ち明けないと誰も自分には打ち明けないと“テクニック”として自分に無理強いしていないかを問う必要があります。確かに、テクニックとしては非常に有効ですが、そもそもこの見返りを求めすぎた自己開示は、自分を苦しめる一方だと感じています。返報性を気にするあまり、相手にも自己開示を押し付けていた部分もありました。自己開示はもっとナチュラスに、純粋な気持ちでオープンにするから、自己開示になるのです。


3:あなたの持っている自己開示のルールは何ですか?

過去の私の場合はこんなルール(思い込み)を持っていました。ここはぜひ、あなたも紙に書き出してみて下さいね!

・自己開示をしなければ、ビジネスで売れない
・自己開示をしなければ、認めてもらえない
・自己開示することで、お客さまがきてくれる
・自己開示をすることで、幸せな成功者になれる

まあ、なんて計算高い自己開示!と自分でツッコミたくなります。この無意識のうちに、身につけた自己開示の独自のルールに気づけることが第一歩です。勘のいい方はお気づきかもしれませんが、自己開示が主語(前提)にありすぎて、“じぶん”がまったく表現されていません。自己開示しているつもりが、自己開示に飲み込まれていますね。これではエセ開示になります。どこかどろっとしたエネルギーで発信していたなあと反省しました。まずは、この独自のルールを手放しましょう。


4:あなたの望む自己開示は、どんな開示ですか?

そもそも自己開示とは何か?と疑って仮説をたて、再定義することが大切です。この再定義は専門用語としての自己開示ではなく、自分が幸せな自己開示とはどんな自己開示なのか?と掘り下げることがポイントです。私にとっては、「誰かに何かを求めない表現であること」と定義しています。読者や視聴者、聞き手に期待をせず、表現したいと思うときに、表現したいだけ、自分を解放させるために、自己開示をする。こんな私すごいでしょ!ではなく、ただ淡々と粛々とこんな経験からこんなこと学びました。おすそわけです。というシェアする気持ちを大切にしています。たくさん野菜が取れたからご近所さんに配るというような感覚。これが私の望む自己開示でした。


5:伝えたいから伝える!書きたいから書く!というピュアな気持ちでいい

これが一番大事です。自分の中から湧いてくる表現欲求をテクニックで封印しないで下さい。まずは、想いの丈をそのまま描くこと。それがピュアな表現になります。テクニックとして自己開示をしようとしている時や、こんなこと書いたら〇〇さんにバレちゃうかなとか、どう思われるかなとかな気にしているうちは、こんなふうに問いかけてみて下さい。私がピュアな気持ちで書きたいことや伝えたいことは何だっけ?表現していて楽しいことって何だろう?って自分にフォーカスしていきましょう。うまくかけなくても、支離滅裂でもいいのです。そんなあなたのピュアな生き様に人は心を動かされていくのです。つまり、感動が生まれるのですね。勇気を出して分かち合ったストーリーは誰が何と言おうとあなたの財産です。


6:ピュアな気持ちで書くから誰も嫌な思いをしない

自己開示しているつもりが、不幸自慢になっているなんてこともありますね。これは自己開示を利用して、自尊心や自己顕示欲、承認欲求を誰からのリアクションで埋めようとしているからです。私もそうだったのですが、こんな経験したわたし、どや!と体験の押し売りをしていたのです。だから、私のちょっとした表現で誰かを傷つけることも、嫌な想いをさせることも多かったです。ですが、ピュアな気持ちで伝えたいことを伝える!と軌道修正してからは、不思議と自己開示をして叩かれたり批判されたりすることが減っていきました。


7:自己開示がすべてではありませんが、自己開示が未来に繋がっていることは確かです

私の中では自己開示しようがしなかろうが、どっちでもいいと思ってます。大切なことはあなたが幸せかどうかにつきますからね。ただし、自己開示は本当はとっても大切なことです。すべてではありませんが、できる限り自分と包み隠さず開示するということは推奨しています。そして、自己開示を自由に自分が楽しんでやることで、いつの間にかそれが誰かの支えになっているものだなと痛感しています。よく、タイムリーなメッセージでした!とお声をいただくのですが、それは伝えたいとき、書きたいとき、今だ!とピンときたときに、自己開示すると決めたからです。イヤイヤやるものではないと思います。ですが、人生をより豊かに生きようと思ったら、自己開示という道は少なからず、人が一度は通る道でもあります。その先に、あなたにとっての幸せと成功が待っています。


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