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サクラサクアカデミー第4期Day2 開催レポート(11/4)

新規事業の学校「サクラサクアカデミー」第4期のDay2が、2023/11/4に開催されました。(当アカデミーはプレセアコンサルティング株式会社と株式会社サクラサクの共催です)


サクラサクアカデミーDay2の概要

日時:2023年11月4日 14時-17時
内容:【新規事業企画立案】講義「アイデアの揉み方」
講師:高森厚太郎先生

Day1で学んだ経営者の在り方を踏まえ、Day2は新規事業企画立案の方法を理解し、実践する方法を身につけていきます。今回の講義では、ベンチャー企業の外部CFOとして活躍中であり、新規事業、ビジネススクール講師の経験を豊富に持つ高森厚太郎先生が講師を務めます。

受講レポート

受講生による受講レポートをご紹介します。今回は大企業からの参加メンバーによるものです。

■講義内容ついて

高森先生からの講義では、事前インプット動画視聴からの学び、具体例、なぜ重要かという疑問、確認したことについて、ワークショップで話し合う。DAY2の議題としては「新規事業について、アイデアの揉み方、出し方」について。
新規事業には①企画期(事業機会探索)②開発期(事業立案)③離陸期(事業化)の3フェーズがある。創業及び多角化の支援ニーズは根強くあり、本講では企画期のプロセスをガイドしメンタリング出来る新規事業のスキルを扱われた。企画期の新規事業の探索(ネタ探し)とビジネスモデルの作り方をレクチャー、ワークショップを通して理解していく。
ワークでは、STEP1:事業アイデア、STEP2:技術シーズをだしてみる、STEP3:1,2を加味した事業アイデアを考える、というステップで、無責任に質より量で話をしてみる経験をした。

【ワークの中の一場面】

ビジネスモデルとは、誰に何をどのように提供して儲けさせるための仕組図である。
①戦略をどのように提供して儲けさせるのか、②オペレーション、③収益の3つの観点から検討するビジネスモデルキャンバス(BMC)や、バリュープロポジションキャンパスでお客様が本当に欲しいと思う価値提案、それを実現する為のプロダクト、サービス特性をデザインすることを学んだ。

また、山崎先生から「今後へ向けての注意点」として、①自社の状況にひきずられない(延長の事業や社会貢献事業にしない)、②顧客に対しての視点を忘れない(クラスター分析やペルソナに引きずられない)、③何に困っている人、何を求めている人を明確にする、④マーケットサイズを考える、⑤自分が考えたことはすでに誰かがすでにやっている(と想定して調べること)、についてメッセージをもらった。「あなたの独自性とは?」と考え続けることが大事であることも学んだ。

■特に印象に残っていることや学び・気づき

<事前視聴動画からの学び>
・視点を変える。「魚、鳥、虫の目」の捉え方が重要。顧客の課題を解決する必要がある。
イノベーションとは新しいものを生み出すというよりも、既存の掛け合わせから生まれる
ビジネスモデルを作る(領域、トレンド、業界の事業等)。対象者によってマーケットが違う。世の中の方が何を求めているのかを知る。

<リーンキャンバスを作ってみる>
誰に提案するビジネスなのかによって考え方が大きく違ってしまう。
自分の強み(武器)とは何か、またそれを使って、いくら稼がせられるのか。
チーム4名ともに、今まで見たことのない「リーンキャンバス」に大苦戦。ビジョンとミッションについて、同時並行とのアドバイスを受けるも、次回までに各々が考え、自分の意見をまとめてみる、にて終了。

<講義後のチームメンバーの感想>

・違う意見を聞きあうと色々な発想が湧き出てくる。
・本日学んだ「リーチキャンバス」に慣れておらず難しかったが、課題を抽出してイノベーションに繋げていきたい。点を線に繋げて分析能力を引き上げていきたい。
・課題を明確にしてビジネスモデルを作り上げる為、シナジー効果が重要。
・各々の強みや特徴について、改めてチーム内で共有し、次回の講義に臨みたい。

■次回に向けての思い

最終提案へ向けて、今の自分(たち)に足りない知識や視野、視点について研修や研修外の学びの場から吸収し、普段見聞きしている事象に対して、違った角度からものごとを見聞きできるチカラを養っていきたい。
普段の生活では出会えない研修の仲間
数多くの議論を戦わせて、ものごとの本質を見抜くことができる能力を身に着けていきたい。

【ワーク内容を発表する一場面】

受講生の声

受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。

◇経営者のメンバーから

バックグラウンドが異なる方々と議論をすると自分の視野が開くと同時に、議論を整理していくためのファシリテーションが必要だと感じました。
また、対象顧客を考える時は、マーケティング用語に惑わされず、誰が・何に困っている人か?何を求めている人か?とシンプルに考えることを心がけたいと思います」

顧客が何に困っているのかの洗い出し・事業の方向転換が必要な時の効率的なブレストに活かしていきたいです。自分の考え方やコミュニケーションの癖として、思っていた以上に独りよがりになりがちだったので、BMC(ビジネスモデルキャンバス)・事業環境マップ・バリューポジションキャンパスなどのツールを用いて客観的に顧客目線を持ったり、チームへのアイデアの伝え方などを行えるようになれそう」

など、多様なアックグラウンドのチームで議論することやフレームワークを使って事業を考えることの効果についてのコメントが寄せられました。


◇大企業からの参加メンバーから

自社分析としてBMCを作ってみる、成果を出せる会議にする、自グループのリサーチをする、といったことに活かしていきたいです。
『私たち顧客は~に困っている人、or~を求めている人』と考える癖をつけることで、我々の事業は誰の為か、何のためにやっているのか、我々の存在意義が明確になり、会社内でも使える思考方法だと感じました」

ビジネスモデルキャンバスを使っての議論新規事業を考えるディスカッションで非常に有意義なものである事がわかりました。一方で、様々なバックグラウンドを持つ方々がいる中で、限られた時間の中で考えをまとめる難しさを感じました。
今の仕事がまさに新規事業のビジネスモデルを検討している段階なので、ビジネスモデルキャンバスは今後の仕事でも活用していきたいです」

様々なバックグラウンドをお持ちの起業家の方々とも、積極的にコミュニケーションを取りに行く姿勢が身につくことで、普段の仕事にも変化があると思います」

など、新規事業を考えることの本質や、コミュニケーション、チームでの検討の具体的な進め方に言及するコメントが寄せられました。

【各チームのワークの様子を見た山崎先生からのメッセージもありました】

サクラサクアカデミー第4期は2023年10月~2024年2月に開催致します。これから本アカデミーや受講生の様子などお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!

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