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いつまでも変わってほしくない

料理のスタイルにはいろいろありますが
トラディショナルとクリエイティブというくくりで分けてみるとします。


トラディショナルな料理とは
このチャーハンの画像のような誰もが想像できる料理。
お蕎麦屋さんのお蕎麦、中華屋さんの餃子、とんかつ
お寿司、てんぷら、すき焼き、などなど。

クリエイティブな料理とは
見たことない、説明や表現できない、しにくい料理。
チーズドックとかそうかな?
スペイン料理によくあるのは、イノベーションって言わないと怒られるかもしれない。インスタ映えするものはクリエイティブに属するかもしれません。


トラディショナルなお料理は「うまそー」となりガッツポーズが出ます。
クリエイティブなお料理は「おいしそー」となり小さい拍手が出ます。

僕の個人的感想とつたない表現ですがこんな感じです。


今の世の中の数ある料理たちも、以前はクリエイティブと呼ばれていた時もあったろうし、センセーショナルであったお料理も今日では普通になっていると思います。

調理法

調理法も変わり、作り方も大きく変わってきました。
勿論、他の業界も変わった事、継続されている事あると思います。

冷蔵庫、流通が大きく料理を変えたんだと思います。
この2つがないと、基本的な料理に対するアプローチが変わってきます。

冷蔵庫は、冷やしたり保存できたり、腐敗を遅らせることもできます。
流通が良くなると、山に住む人でもお魚を食べられる。

料理業界で大きく変わったことは、長期保存を考えなくなり
逆にお客様にフレッシュ感を強調するようになりました。

料理を仕込んでいたレストランが仕込みをしなくなり
注文が入ってから、食材のカットをし料理を始めます。

30年くらい前のイタリアではそんなに流通良くなく
海に近くない町であれば、魚屋さんは週1回の営業。

日本の産直システムもここ数十年の話。

北海道からウニを持ってくるのだって、
国鉄職員を退職した人が夜行列車に乗って築地まで持ってきたらしいです。



かわってほしくないもの

便利な時代になりましたが、そばはそばであって欲しいし
変に色気とか出して、多色なそばになったり、花が散らされていたり
「え?これそばでできてるんですか?そばつゆは固形にになったんですね?」

こんな会話を店主としないことを願います。切なすぎます。
おいしく技術を磨くことは嬉しいですが、ビジュアルはあんまり変わってほしくないかなぁと思うのはぼくだけでしょうか?

皆さんはどっち派ですか?





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