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スマイルバックの法則、とは?

私が勝手に名付けた法則ですが、

「スマイルバックの法則」

について、ご紹介します。


まずは、この法則が生まれた由来です。

noteの一番はじめのご挨拶の記事に出てきた「北欧旅行」のときのことです。


今から10年以上前のことになりますが、12月のクリスマス~年末年始の時期に北欧(フィンランド、デンマーク、スウェーデン)を周りました。

目的は、フィンランドの友達宅を訪ねること、あとはスウェーデンでの友達の結婚式でした。

当時日本に住んでいた私は(今現在はドイツに住んでいます)、一人で北欧入りし、友達を訪ねる以外は、一人旅をしていました。


冬至の直後で、まだ日が出ている時間は短い時期で、しかも緯度の高い北欧の冬。

朝は9時過ぎにようやく夜が開けはじめ、午後15時位には、もう暗くなってしまう、そんな「暗い」時期でした。

学生時代からよく一人旅をして、バックパッカーやユースホステルなどに泊まっていたのですが、そのときの北欧旅行では友達の家に泊めてもらう以外は、ホテルに宿泊していました。

(結婚式で着る着物を持ち歩いていたので、不特定多数が泊まる宿に荷物を置いておきたくない、というのが主な理由でした)


バックパッカー宿やユースホステルだと、相部屋だったり、食堂やトイレ・シャワーが共用だったりするので、他の人と接点が生まれ、そこから少しの間行動を共にするようなこともありますが、ホテルに泊まっていると、部屋に入ると完全に一人。なかなか、他の人との交流は生まれません。


暗い北欧の冬、1日中誰とも話さないような、そんな日が数日続きました。


フィンランドからデンマークへの移動の際、飛行機を利用したのですが、そのとき、フィンランドの空港でのことです。


フライトの時間まで、私は、暇つぶしに空港内のお店をぶらぶらと見て回っていました。特に探しているものがあったわけではないので、ひやかしていた、というか。


あるお店でのこと。

学生アルバイトのような女性で、恐らく働きはじめてから日が浅そうな店員さんがいました。

私は一人、無言で店内を見て回っていたのですが、その人が、私に近づいてきて、突然、

満面の笑顔で、

「ハロー」

と言ったのです。


そして、数日間、ほぼ誰とも口を聞いていなかった私は、完全に不意を突かれた形となりましたが、

反射的に、

笑顔で、

「ハロー」

と返していたのです。


ただ、それだけの出来事なのですが、私はそのとき、大切なことを教えておらったように思っています。


全く予想も期待もしていない相手が、いきなり笑顔で話かけてきた。

そして、私は、反射的に同じように笑顔を返した。


相手が突然、思いっ切り笑顔で迫ってきたとき、条件反射的に相手も笑顔で応じてしまう、ことを私は「スマイルバックの法則」と呼んでいます。

そして、条件反射的に笑顔で応じてしまったから、その後の自身の行動も、その笑顔に引っ張られた友好的なものになる、という法則です。


心理学のミラーリング(相手の仕草や行動を真似ることで、相手に親近感を湧かせるようにすること)と通じるところがあるかもしれませんが、私はこの「スマイルバックの法則」を至るところで実験してきました。


例えば、当時働いていた会社では、私は営業職でしたが、一筋縄ではいかない相手と難しい交渉をしないといけないような場面。

ご機嫌伺いをしたり、下手に出るようなアプローチ方法をする人もいますが、私のとる行動は、ズバリ、


満面の笑みで突撃していく


です。


たいていの場合、相手の思わず笑顔を作ってしまって、「振り上げた拳を・・・」ではありませんが、なかなか、そこから渋い顔には持って行きづらい、というのが、私の至っている結論です。


ですので、

・何か難しい話をするとき

・苦手な相手のとき

・気持ちよく対応してもらいたいとき

のような場面では、是非、「スマイルバックの法則」を使ってみて下さい。


準備も練習もいらず、簡単に取り入れられるこの「スマイルバックの法則」。


是非、実験してみて下さい!



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