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ISISが復活を目指す中、米軍+SDFがアル・ホルを急襲/The Cradle

【ISISが復活を目指す中、米軍+SDFがアル・ホルを急襲】

- SDFの刑務所にいるISIS過激派は「待機中の軍隊」であり、過去に米国が抵抗勢力に対して利用したことがある。-

2024.01.27

ノース・プレス・エージェンシー(NPA)が1月27日に報じたところによると、

アメリカとシリア民主軍(SDF : シリアの反体制グループ)は、シリア北東部ハサカの田舎にあるアル・ホル・キャンプで、#ISIS のスリーパーセル(潜伏工作員)を追跡するためとされる治安維持作戦を実施している。

SDFのメディアセンターは、拘束されたISISの工作員から、同グループがキャンプ内のISISの潜伏拠点と協力して、同キャンプへの攻撃を計画していることを示唆する自白を得た後、「人道と安全作戦」の第3段階の開始を発表した。

アルホル・キャンプは、アメリカ軍とSDFがISISを撃退し、過激派組織がそれまで支配していたシリア領土を占領した後、2019年に設立された。

それ以来、多くのISISメンバーやその妻や子どもたちがこのキャンプに収容されている。

1月16日未明、ISISは5,000人ものISIS捕虜を収容するSDFの刑務所にロケット攻撃を仕掛け、集団脱走の引き金となった。

シリア研究者のチャールズ・リスターは先週、フォーリン・ポリシー誌に次のように書いた。

< ISISは復活を謳歌しており、シリア北東部の少なくとも20カ所の仮設刑務所には1万人のISIS過激派が収容されている。

彼らはISISの「待機軍」であり、「次世代」を構成している。
>

この発言は、過去にISISを支援してきたアメリカが、#シリア と #イラク からアメリカ軍を追い出そうとするシーア派武装集団の連合体であるイラク・イスラム抵抗軍(IRI)の勢力に対抗するために、ISISの過激派を利用するのではないかという懸念を抱かせた。

#アメリカ軍 とSDFのアル・ホル襲撃は、アメリカ軍がシリア北東部の軍事基地間で大量の人員を移動させ、IRIの派閥によるドローンやロケット弾の攻撃から守ろうとしている最中に行われたと、アル・マヤディーンが1月27日にも報じている。

アル=マヤディーンに語った情報筋によれば、

シリアとイラクにおけるアメリカのプレゼンスに対する作戦開始をIRIが発表して以来、

「シリアに駐留するアメリカ軍は100回近い攻撃を受けている」

という。IRIは、アメリカの占領に抵抗し、ガザを支援していると述べている。

情報筋はまた、この措置は「アメリカのシリア撤退の噂とは関係ない」と指摘し、アメリカ軍がアル・ホル・キャンプ作戦にSDFとともに参加したことを指摘した。

本日未明、IRIはシリアのコノコとグリーンビレッジの米軍基地を無人機で攻撃すると発表した。

アメリカ政府高官は最近、シリアとイラクでレジスタンス活動の結果、約70人のアメリカ兵が負傷したことを認めた。

アメリカとイラクの当局者は現在、米軍の駐留を見直すための協議を行っている。


アメリカは、アメリカ軍がISISに対抗するために必要だと主張しているが、イラクのモハマド・シア・アル・スダニ首相は、イラク軍は過激派グループからの継続的な脅威に対処する能力があると述べている。

(了)

引用元

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