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第2回 未来は僕らの手の中(丸山→大澤)

さて、大澤夏美さん(ミュージアムグッズ愛好家)からのバトンを受け取りました。東京の外れにある国立市というローカルな場所で「株式会社と」という不思議な名前の会社をしております丸山です。

ほとんどの方は大澤さんの情報から入っている方だと思うので、初めましてですかね。少しだけ自己紹介をすると、デザインの仕事と並行して、ギャラリーショップやミュージアムショップの企画運営をしております。そもそもデザインの仕事でも美術館やアートに関係するものを多くしていて、その流れでミュージアムショップを始めた変わり者…かもしれません。

勢いだけの私からお声がけして、2023年の4月から往復書簡として始まったミュージアムショップの運営会社の人間とミュージアムグッズの専門家とのnoteなのですが、美術館・博物館に限った話題ではなくざっくばらんにさまざまなテーマに触れていきたいと思っています。

なぜ専門的な話にしなかったのかといえば、前回の大澤さんのテキストにあるように、インプットの量に比べてアウトプットの量が足りないから(私はです。大澤さんは書籍もあるしちゃんとやっていますよ)。いや正確に言えば、私もデザインの仕事をしているのでアウトプットはしているんですよ、もちろん。ただテキストとしてのアウトプットはかなり少なめ。

私は書籍も好きでよく読む(多分大澤さんも)のですが、テキストでは本当に発信ができない…。ブログはとうの昔に諦めたし、主に使っているSNSのtwitterでも気がつくとほとんどログ専門になってしまいました…。何もツイートしなすぎて、久しぶりにツイートするときはなんかすごく構えてしまうほど。そんな重いSNSだったのかtwitter。いったいどこで間違えてしまったのだ…。

普段から頭の中で考えていることはたくさんあるのですが、ぐるぐる回っているだけで外に出さないので、やっぱりまとまらないし、それでは残らないですよね。
「やっぱりテキスト書かなきゃなー」
と考えてからとうに3年はすぎてしまって、これは自分一人では一生かけてもできないのでは?と、気が付いてしまい、リレー形式にすればなんとか書けるはず!と、付き合っていただけそうな大澤さんを巻き込んで始めることにしました。巻き込まれた形の大澤さんすいません。

さてここまでは初回にふさわしいくらい中身のないテキストになってしまいました。なんでですかね…。でも実は理由はわかっているんです。実は大澤さんからの往復書簡を受け取った後、2週間後にアップだと勘違いをしていたのです…。単なる勘違いなのですが、2週間後にアップだなっていうのは自分のテキストをアップした後の話でした…。リレー形式なんだからそりゃそうだ。

さてどうしよう…。初回にしていきなり追い込まれてしまった。少しコーヒーでも淹れて落ち着いてこの後の作戦を考えるとするか。現在14時20分、幸いにしてまだ締め切りまでの時間はある。まずは書き始めること。そこからは書きながらライブで考えればいい。

とか言ってると、今度出版をすることになった友人がゲラを持って訪ねてきた。

その友人の出版される書籍の中では私も少し登場するということで、先に問題がないか確認してほしいとのこと。では遠慮なくひと足先に拝読させてもらう。ふむ…。しかし洒脱な文章だ。なんというか、書き手の世界観に引き込まれるし、独特の臭いを持った文章とでも言おうか……。
やはり文章をしっかりと書いて発信をしてきた人のその内容は、読んでいてリズムがあってとても心地いいものですね。

さりとて私自身はどうだ。友人も帰って、なんだかあっという間に現在17時。締め切りを間違えて、仕事をして気が付いたらもうこんな時間になってしまった。そうこうしているうちに新しく会社に導入したモニターは届くし、セッティングはしないといけないし、気が付いたらもう18時23分。あぁ、19時にはアップしたいし、note使ったことないから時間かかりそうだし…。とりあえず絶望しながら写真でも撮っておこう……。

焦るリアルな時間をお楽しみください

もうこれは今回は本題に入る前に終わるしかないのか。幸いタイトルは決めていたのです。もっと重厚長大なテキストを書こうと思っていたのです。しかし締め切りを勘違いしていたために、とんでもなく軽いものになってしまいました。

初回からこんなゆるいものですいません。
でもね、なんでも始めることが大切なんです。せっかくの新年度なんで、これからに期待してこの辺りで今回は筆を置くことにします。

丸山晶崇より

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丸山晶崇(株式会社と)

東京都生まれ。2009年からのフリーランス活動を拡張し、2017年に株式会社と を設立。同年11月より、地域の文化と本のあるお店『museum shop T』をオープン。また2020年7月からは千葉市美術館ミュージアムショップ『BATICA』の企画・運営も始める。アート関係の仕事や地域の仕事を進めると共に、公開制作・展示・アーティストとの共同企画など幅広い活動を続ける。「デザイナーとは職業ではなく生き方である」をモットーに、デザインを軸にしたその周りの仕事を進めている。長岡造形大学非常勤講師。

大澤夏美(ミュージアムグッズ愛好家)

1987年生まれ。札幌市立大学でメディアデザインを学ぶ。在学中に博物館学に興味を持ち、卒業制作もミュージアムグッズがテーマ。北海道大学大学院文学研究科(当時)に進学し、博物館経営論の観点からミュージアムグッズを研究し修士課程を修了。会社員を経てミュージアムグッズ愛好家としての活動を始める。現在も「博物館体験」「博物館活動」の観点から、ミュージアムグッズの役割を広めている。

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