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SNSを舞台に、謎解きゲームを企画・開催しました。

数年前から駅や電車の広告、遊園地などのレジャー施設のCMなどで"謎解きゲーム"の文字を見かけるようになり、
「一度ちゃんと参加したい!」
と考えているうちに数年が経ってしまった。
(一度たまたま出先で友達のゲームに途中参戦して途中抜けした記憶がある程度)

しかし謎解きゲームへの憧れが募りに募り、
とうとう逆に謎解きゲームを企画・開催してしまいました。
※コロナ禍を考慮して親愛なる"SNS"内での開催です

企画運営は私が代表をしているかんしゃらというよさこいチームの広報班。
Twitter、website、ストーリーは私担当、インスタ担当2名、イラストレーター数名、クイズ制作は私を含め3名。

謎解きという言葉を聞いたらチャレンジしないと気が済まない。絶対答えなど見たくない。という方は先に進まず、ツイートの方にお進みくださいませ。

ストーリーは単純に、キャラは可愛く。

ストーリーは簡単に、大事なものがなくなったので探す話を思いついた。

よさこいにとって大事なのは、シンボルともいえる"鳴子"(よさこいは鳴子を手に持って踊る)。

なくしたのは、よさのくに の踊りスター、洒落右衛門という男。

私がちょうど漫画 ワンピースでワノ国編を読んでいたこともあり、光月おでんをベースにキャラクターを作ってもらった。

この男の頼みを聞いて一緒に鳴子を探す物語を作った。キャラクターデザインは親しみを持ちやすくするために男だが可愛さも重視してもらった。

このように公式サイト上でストーリーが進む。

SNS特有の謎解き

私が一度参加した謎解きゲームは、地下鉄に乗り、ある場所に行って、そこで周囲の景色や建物の柄などからヒントを探すものだった。
しかし、今はまだコロナ禍でそんなことは出来ない。
かと言って、ただ謎解き問題を出すだけだと面白くない(それに旨味もない)。
そこで愛するSNSやネットワークを連携させようと考えました。
ストーリー進行、問題提示はかんしゃらの公式website、
謎解きのヒントや答えはTwitterやInstagramなど、SNSの過去の投稿やヘッダー画像などに仕込ませました。
例えば次のような問題。ある場所を示している。

下の問題はよくある組み合わせ問題。
「一+め=あ 八+つ=ら 十+こ=あらた」
となる(少し八+つが乱暴なのは目を瞑って欲しい)

上の「かんしゃらの声から」
英語に変えると
from kanshara voice
@kanshara_voiceがTwitterアカウントのIDなので、
Twitterのかんしゃらの過去のツイートから「あらた」という文字を探せ!となる。
ここで、Twitter特有の
「from:アカウントのID」の検索方法を使用するとかんしゃら公式アカウントの過去ツイートから文字列を検索できる。
検索結果がこちら↓

桂浜という高知県の地名が書かれたツイートがトップツイートで出てくる仕組みになっている。

他にもInstagramは過去の投稿の文章を編集することもできるため、
ハッシュタグの中に#ff0000とか、#c0c0c0などを仕込んで貰った。
そして問題には色付きの日付。
例えば#ff0000がある投稿の日数は赤色、
つまりハッシュタグではなくカラーコードを表しているようにした。
沢山ハッシュタグが並んでいるからぱっと見では違和感に気づかないことを利用した形である。

その他にもLINE@の自動返信機能やgoogle mapの座標計算機能を使うなど、さまざまなアプリの便利機能や実はそんなことも出来るんです機能を駆使して問題を用意した。

google mapで求めた座標を入力すると、よさこい人たちの憩いの場、ひろめ市場にピットインする。

この感覚が謎解きゲームの醍醐味ですよね。

当日の反響

午前10時にゲームスタートさせた。
そのツイートから謎解きゲームのトップページURLへの流入数は2500。アクセス解析は出来ていないので正確には分からないがかなり多くの方に参加していただけたのかな?と思います。

ツイート自体のインプレッションは2万、エンゲージメントも4300。
6月7日中の全問クリアをされた方にはシリアルナンバー入りの達成証をプレゼント!と銘打っていたので、謎解きゲーム好きなフォロワーさんたちに火を付けたのかもしれませんね。

当日は #消えた鳴子を探せ のハッシュタグで参加者のクリア報告や悪戦苦闘の様子を楽しませていただきました。

そして開始から3時間、最初の全問クリア報告。

この時はかなりホッとしました。
誰もクリア出来ない問題は良問ではないので、本当に良かった。
そこから15時までは基本的にノーヒントで参加者には頑張ってもらいました。
すると7名がゴール到達。勝手に神7と呼んでいました。

そこからは適度にヒントの提供や初期問題の解答・解説ページを公開し、モチベーションキープもさせていただきながら、0時まで参加者の皆様には頑張ってもらいました。
最終的には59名がゴールへ到達。最後の1人は0時ジャスト。

クリアされた方、おめでとうございます。

参加いただきいた皆様、ありがとうございました。

最後に

事の発端は、Twitterで"ウミガメのスープ"の自作問題を呟いてみたこと。

フォロワーの皆さんが参加してくれて盛り上がりを感じて、「これを謎解きゲームにしたら楽しそうだ」と思ってしまったこと。
準備は大変だったが、当日は楽しめたし、達成者のアンケートには第二弾を期待する声もあり、また機会があればやろうと思えるちょうどいいコンテンツだったと思う。


ちなみにストーリーは
鳴子は無事に見つかり、犯人も判明。
犯人はかんしゃらのマスコット、にゃんしゃらという猫。
祭りに参加したい猫が研究のために国中のよさこいアイテムを拝借していたとのこと。
最後は洒落右衛門が踊りを指南することになり、
猫たちがお詫びにといってくれた宝で参加者は猫に大きな旗をプレゼント。
お祭りは猫のチームの踊りで例年以上の盛り上がりをみせた。おしまいおしまい。
と大円団で終わらせた。


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