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アコヤ母貝の死

アコヤ母貝の養殖、よくないニュースが昨年に続き2年も続いていますね。

真珠が採れるまでまずは母貝を育てて1~2年、そこへ核を仕込んで真珠が作られるのですが、一年以上経過させたものとなると生育(生産)に3年は掛かるということ。

2019年のトラブルで2022年の生産量に問題が。そして2020年のトラブルで2023年も生産量が落ち込んだり、価格の高騰が起こるのでしょうか。

ということは今出回っているものは2017年以前の母貝からのものと認識しておりますが、実際のところの計算は合っているのだろうか?

淡水もそうですが、アコヤ真珠についてもやはり年々価格が高騰しており、以前の感覚で入手しようとすると嘘みたいに輝きのないものだったりして、思い切った額を出さなければまともなものが手にできないのが現状。もちろん淡水=中国産 アコヤ=国産(中国産もあるそうなのですが見てわかる品質レベルのようです。)となりますので価格高騰の理由などは異なります。

それがそもそも生産量が落ち込むとなると、手に入れること自体が難しくなっていくのかな?とも感じています。

ベビーパールも顕著ですね。

以前はベビーパールの定義が3.5mmまでだったと記憶しているのですが、今4mm~5mmくらいでも普通にベビーパールとされていることが多くなっていることに気付きます。

それでも減少傾向にあり、近年ではいよいよ見かけなくなってきたと感じています。(素材としての)価格も記憶しているものですでに倍以上!!!(約10年間で私が感じていることです。)

自然が作るものなので、コントロールが難しいものなのだなと感じますが、真珠をより深く知っていただくと、そこもまた魅力のひとつとして感じて頂けるのではないでしょうか。

ジュエリーになって手元に届くまでに、たくさんの人が関わって手間暇かけて育まれているんですよね。今そこにある真珠は実は奇跡に近いような存在。愛着と感謝、身に着けた時の自信が感じられるかと思います。

ファッションとしても以前のフォーマルメインでの利用から、デイリーユースでの外しワザにも活きるようなものへと進化してきていますので、活躍の場は広く、なるべく2022年までには手に入れておきたいアイテムではないでしょうか。

手ごろなアコヤパールのジュエリーを見つけると昔ながらのデザインで、見た目に普通すぎ。サイズに至るまで古い!(ごめんなさい。)デザイン性のあるトレンドを意識するものだと今度は質が低いか、反対に質を重視するとグンッとハイブランドになってしまい、高すぎてデイリーには気軽に使えない!そんなことから自身で素材から選び抜いたもので制作するきっかけとなっています。

私自身はもうある程度見据えたものを揃えているつもりですが、それでもやはりアコヤの魅力には抗えず。2022年以降は確実に価格高騰が予想されているので、素材として自分用に少し買いだめておけたらなぁと思っているところです。

※現在【パールSALE】カテゴリでご紹介しているアコヤパールもあるのですが、iichiさんでの夏のセールが終了次第一旦【パールSALE】からは外させていただく予定です。