一番無理な素材。
一番無理。もう無理。もはや「なんで存在してるの。。」とすら思う素材・・それはSilver925ゴールドプレーテッド・・。
昔から、一番「なんなの!」と思わせる素材で、ユーザー目線として今なおどうしたら綺麗に身に着けられるの・・と思っており、なぜ年の瀬にこんなことを言い出すかというと、毎年いろんなSilver925ゴールドプレーテッドをいろんな条件で放置したものを作り、年末にあれこれ試してどうにかするという実験・・いえ、遊びをしているためです。
今のところの成果報告としては、やはり、当たり前ですが『一旦黒ずみ始めると、もうどうにもならない。』
ケアできて、ギリこの程度の変色までなら元の輝きに戻せます。
『とにかく、使う度、皮脂を一切残してはいけない。』やっぱりこれを神経質なまでに、忠実に守らないと、完全に無理な素材。。
例えば着けっぱなしネックレス・ブレスレット。これ、お風呂の度に、また手洗いの度に肌と一緒に一旦洗うことになり、金鍍金が剥れてくるまではずっとキレイなゴールドです。(夏場に実験済み。)
でもモチーフが別素材。たとえばストーンやパールだとすると、着けっぱなしは無理なので。身に着けて外すだけだともう即どえらく黒ずみはじめます。(※この状態のものから復活させようとする実験です。)
右から:ケア徹底&ジップ袋収納繰り返しつつ使いつつ一年・半年ほどつけっぱなしのものをケアしてからジップ袋IN半年後・新品を触ったのち(使用回数一回の状態を再現)に一番ヤバい状態に放置一年
黒ずみを発生させないためには、『身に着けてから外したあと、すぐにジュエリークリーナー、または洗剤の泡でストーンやパールを避けつつよく洗う。』なんですが、しかもドライ後ジップ袋などにしまう際にも大げさではなく、指一本触れてはいけません・笑 そこまでまめに、、徹底している人、、いますかね?汗(ちなみに私はしているのですけど。それでも変色・黒ずみを抑えるだけでゴールドは薄くなっていくので一年使えたらいいかな・・という感じかな。。)
これさえ守れば大げさに言って、そこらへんに放置でもひどい黒ずみは起こらないのですが、特性知っている方ってどれだけいらっしゃるのか。
黒ずみが起こると今度はそのケアで鍍金が摩耗するので、結局のところゴールドが早めに剥れてしまいます。
となると、やっぱりとにかく身に着けたあとに一切の皮脂を残さないことがとにもかくにも重要。
そして製品によってもゴールドプレーテッドの厚さが異なるので(鍍金の厚みは0.175~20ミクロンまで。ちなみにヴェルメイユは1.5ミクロン以上です。)黒ずみが起きてしまってからのケアもモノによって成功例が変わってきます。
私個人の感想ですが、本当に・・素材として見た場合、合金よりお値段高い上、相当気を遣わないと黒ずみ(変色・硫化)ヤバく、めんどくさい。
でもSilver925がゆえに重厚感だったり丈夫さもあり、そしてアレルギーも大丈夫。(個人差がございます。)
寿命短すぎちゃって、ほんと・・もう、一番嫌い←
【ケアの問題が重くのしかかり、かつ使い捨て感覚】が理解できるならいい素材かとは思うのですが、また扱ってもおりますが、ど、ど、どうでしょう。『とにかく、使う度、皮脂を一切残してはいけない。』
K18なども実は、ゴールド製品はそういう面がありますが、Silver925ゴールドプレーテッドはもう一番顕著。
皆さんどの程度Silver925ゴールドプレーテッド上手に使えていますか?
ブランドモノでもたくさん見る素材だけれど、若い頃は私の扱い方が悪いのかと思ってみたり、今となっては「売っちゃだめだろ。」とまで思う感じ?
ケアなどどこまで向き合って頂けているのかなど、悩みます。。
ちなみにここまでなったものをジュエリークリーナー放置、重曹とお湯で放置、優しく研磨まで行きたかったのですけれど・・研磨までがんばったあげく・・先ほどユーティーで流してしまいました。。
ショック。
一年掛けて、そこまでの画像欲しかったのに・・ショック。
言葉で説明致しますと、んーまぁ・・アンティークブロンズ。そんなテイストで身に着けるならまぁアリだけど、キレイなゴールドはもはや見られない。そんな出来でした。。
だよね!←