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【独り言】マーケティングに思うこと

オチが無い。学びも無い。そんな投稿になりそう。でも、自分にとっては価値がある。リアル日常にいい影響があるはず。それだけ。要は自分のために書く回です。完全に独りよがりな一話が始まります。ただし、ここはnote。ブレストならぬプレストの世界。否定はなくプレイヤーのパフォーマンスストーミングに制限はない。とnote新参の私は感じています。この場所は。だから、好きにしゃべらせていただきます‥

マーケティング。
広告業界にいた頃はマーケティングと聞くとリサーチから始まって現状を整理してどんな価値あるものを作れるかを考える。製品そのもの。品質、機能、中身、価格、その後はパッケージデザイン、広告、同時にやる広報、全体的にはキャンペーン、媒体計画、販売促進計画。今ならこれにSNSも当然つくけれど、私が広告業界にお世話になっていたのは30年も昔のこと。写植、版下、デュープの世界。入社数年後にデジタルの大波が来たけれどそれ以前のアナログを若手時代にたっぷり経験させてもらえた。90年代のデジタル過渡期はなかなか味がある時代だった。そんなことよりマーケティング。マーケティング計画を提案するのはこちら(広告会社など)ができるけど結局それをやるかやらないか決めるのはクライアントである事業会社。主役は事業会社なのでマーケティングって川上の話をしちゃうと広告のとくにクリエイティブオタクの私としちゃ(つまんね~)ってなっていた。正直マーケなんてどうでもよかった。見た目がかっこいい広告が好きだった。海外のCMとかグラフィックにしても海外の雑誌広告が大好きで。マーケティングは堅苦しいイメージが強くて。とにかく自分にはあんまり関係ない。マーケはマーケの担当が考えればいいことと思っていた。今思うと広告時代の自分ってほんとに好き勝手だった。広告にしたって理屈っぽい広告が嫌いだった。クライアントの売上を上げようという気持ちはもちろんあった。でもそれを広告物だけで解決してやろうという気持ちが強すぎたかなあって。商品が売れるって純広だけの話じゃないんですけどね、実際は。なんだろう。この反省文は。で、その頃マーケティングの中に占める広告の働きとしての割合はみたいなことを考えると、3割くらいかなと思っていた。残りの7割はプロダクトでありプライスでありプレイスであり。全体の戦略でありと。3割くらいが広告のパートかなと思っていた。これが広告業界にいた若手の自分。

今、都内の製菓会社の社員としてのこと。うちの会社で「マーケティングの中に占めるプロモーションの役割は何割くらい?」と聞いたとする。これは部門によっても差は出るだろうが、たぶん「8割」とか「9割」と答える人が多いと思う。ほぼマーケティングイコールプロモーションみたいなもん。「プロモーションの内訳は?」と聞いたら純粋な広告だけでは収まらないかもしれない。「テレビCMとか広告(紙媒体)とかSNSとか」みたいな答えかな。あとは「キャンペーン全般と広告展開」みたいなのとか。そのへんは幅広になるかも。が、「マーケ≒(ニアリーイコール)プロモーション」は平均的な回答かなと想像する。

製菓といってもいろいろだけど。めっちゃマーケティングが強いところだと少し違う。それと販路によっても変わる。流通菓子とデパ地下の菓子、つまり銘店とは異なる。デパ地下でも消化店と納品店でも異なる(このへんはまた別の機会にて)。要は会社によってマーケティング部門の役割、社内ポジションは違う。だからケースバイケースなのですが。うちはちなみにマーケティング部があります。でも、あんまり強い部署ではない。はっきりいって調整役をしながらまあまあ頑張っているという感じ。強いのは営業、製造。あとは企画、開発。品質管理もここ10年くらいの間にかなり強くなった。ほかは私の管轄するコミュニケーション部門(広報、広告、知財)。まあマーケティング部は部員もたまたま若い人と部門長が発言が弱いタイプなのでパッとしない部門になっている。そんなことで「マーケティング」って言葉がうちの会社ではやや軽く見られており「広告とキャンペーンなどの仕掛けをすること」くらいに受け止められている。

まとまりのない話をしている。結論もオチもないが昔社内で実際に言ったセリフがコレ。私「『マーケティング』って広告のことだけじゃないですよ。リサーチがあって商品開発をして試作を繰り返して営業部の情報も加味して経営企画室の試算も入れてプライス決め。物流部とともに販路戦略も立てなくちゃならない。最初のリサーチにしても、うちは店舗運営もやっているわけだから販売の最前線からも顧客情報、日報が来る。それだって立派なリサーチ情報です。『マーケティングの4P』という言葉がありますが、様々な部署の日常の仕事の中ですでにマーケティングは当たり前の仕事として行われている。マーケティングという呼び方はしなくてもルーティン作業でこなしているわけです」。

「マーケティングは日頃の業務の中ですでに行われている」と中途入社の人間から聞いたのはプロパー社員らにとっては面白かったみたい。業界をまたいだ転職ってのも悪くないと思いますよね。マーケティングかあ‥。まったくオチはないのですが、そろそろお風呂に入る時間なのでここまでにしておきます。

菓子屋の広報

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