見出し画像

オンラインライブ

12月4日、金曜日。

ポルノグラフィティのオンライン&リアルライブ“サイバーロマンスポルノ'20 ~REUNION~” が開催された。

以前サラっと書いたが私はポルノグラフィティがとてもとてもとてもとても好きでファンクラブにも入っていたが、交際することになったバンドマンに貢ぐためになけなしのバイト代をはたくこととなり、その節にファンクラブを辞めた。

ので、当然現地観覧チケットの抽選には応募できなかった。

応募できたとしても絶対外れただろうし、そもそもこのコロナコロナの時期に田舎から渋谷まで出向く勇気はないので問題はなかった。


オンラインについてもファンクラブのみ?いやいやそんなまさかと思っていたらHuluやらAbemaやらU-NEXTやらで見られることを知り、最近登録したU-NEXTで閲覧権?を買うことに。

余談だがU-NEXT、ポイントチャージをして購入するスタイルで、チャージしたら5000ポイントチャージしたらいくらかポイント還元してくれるキャンペーン?中だった。

非常にラッキーである。


更にどうでもいいことだが、今回のライブ閲覧については実母からの早めのクリスマスプレゼントということで現金を支給された。

32歳、親にライブ代を貰う。

こちらも何かしら用意するのでまぁそれはそれとして、何とも嬉しいプレゼントだ。サンキューマミー。


せっかくなら大画面で見たいと思い、「月に一度金曜にじいじの家に泊まりに行く権」を与えられている長男をまんまと誘導し、その日に泊まりに行かせることに成功した。

が、ここで問題が起こる。

テ レ ビ で ラ イ ブ が み ら れ な い

時刻は18時半を過ぎていたので死ぬほど焦った。

そしてネットを見てわかったことは、特定のテレビでしかライブは見られないということ。

大慌てで仕事部屋からパソコンを持ってきて、なんとか18時50分にはセットを完了した。


ライブは、とにかく最高で夢のような時間だった。

当然、同じ空間で、同じ空気を吸い、同じ時をすごすリアルライブがベストに決まっている。

が、初のオンラインライブで「うわオンラインええわ」と思えたのは以下の点。


・チケットが安い

当然だがリアルライブよりも閲覧権は安い。アーティストにもよるだろうが、今回のポルノグラフィティのライブについては一般3850円(税込)だ。見逃し配信も見られるので、お得だと思う。


・期間中何度も見直せる

前述の通り、オンラインライブは見逃し配信を行っていることも多い(当然行っていないこともある)。ポルノライブはライブ後から月曜の23時59分まで。ということで3日間、いつでも、どこでも、何度でも心行くまでライブを見返せるのだ。当然好きな曲だけを何度も聞くことも可能。


・交通費ZERO~

オンラインなので好きな場所で楽しむことができる。東京までの交通費や宿泊費は当然かからないし、子供を預けてアレコレして、お土産を買って、という悩みや出費もなく快適だ。


・人ごみに行かなくて良い

リアルライブは行きはまだヨイヨイだが、帰りはとても怖い。アンコールまで見なければサッサと会場から出てさほど混んでいない電車に乗れるが、貧乏性なのでアンコールを見ずに帰るという選択肢はほぼない。よって夢のような時間の後は会場から出るにも一苦労、会場から出ても駅に行きつくまで、そして電車に乗っても人、人、人で一気に天国から地獄に突き落とされたような気持ちになる。オンラインはそういったストレスがなく、むしろ終わったら即風呂に入ることも、仕事に戻ることも可能だ。


・自由なスタイルで閲覧可能

オンラインは自宅や好きな場所で、好きなスタイルで見ることができてとても良い。私は当然酒を飲みながら参戦した。そして「ここは見直せばいいな」というタイミングで1度トイレにも立った。ライブ会場で立ち、跳び、叫びというのも良いがまったりと座ってイヤホンをつけて聞くのも悪くないなと思った。また、ポルノ好きな友人とラインで選曲やMCについて語り、盛り上がりながら見ることができたのもとてもよかった。更に私は隣に知り合いがいると気を使って叫びきれなかったり興奮しきれなかったりするが、1人で見ていると一目を気にせず涙をボロボロ流して聞くことができるので、そういった点もストレスフリーでなかなかいいと思った。


・リアルタイムで繋がっているというのがイイ

オンラインライブ、と聞いてもはじめはピンとこず「生で見れんなら意味ないだろ」「見たきゃDVD買うわ」と思っていた。が、実際ライブDVDは何本か所持しているものの、再生したのは数回だ。オンラインライブは画面超しではあるものの、リアルタイムで繋がっている。同じ空間にいなくても、酸素を共有していなくても、今、この瞬間に演奏している、時間の共有というのが非常に重要なのだなと気づいた。見逃しでもちろん何度も見ているが、リアルタイム視聴でなければここまで真剣には見なかっただろうし感動もしなかっただろう。


セットリストや詳しい感想については別記事で絶対に書こうと思っている。誰かが見ようが見まいが、noteの使い方は自由だ。

ぼんやりとした感想を述べるとすると、私はライブ中2回号泣したし10回くらい叫んだ。そのたびに同じ空間にいた夫は若干引いていた。

あと個人的には9年ぶりのライブでついていける気がしなかったが、古くからのファンを殺しに来るようなセトリで、最初から最後まで楽しむことができた。ラインをしていた友人とも「死ぬ」「吐く」という意味不明な感想ばかり送りあっていた。

そしてライブが良かったのは当然だが、会場にいたファンの方々のマナーの良さに脱帽した。マスク着用、笑いなし、歓声なし、タオル振り回すのなし、拍手のみみたいな規制があったようだが、誰一人叫んだり笑い声をあげたりしていないのが伝わった。

きっといっぱいいっぱい叫びたかっただろうに、とそこにもちょっと泣いた。


そういえば今回のライブのタイトルである「REUNION」。「RE」とあるからにはもう1回みたいな意味なんだろうなとは思ったがバカなので意味がわからず調べた。

ざっくりと、「REUNION」には再結成や再結合、再会と言った意味があるそうで。

昨年の東京ドーム以来、1年数か月ぶりのライブ。

コロナと生きる新たな時代、生で、配信で、彼らとの再会を楽しみにしていた全国のファンとまた繋がる、再結合の時間を提供してくれたのかなと。


最後に、すごくすごくどうでもいいことだが私は「コレ」といって夢中になるもの、つまり「推し」が定まっていないと思っていた。

が、このオンラインライブを通して、「我の推し、ここにあり」ということを再認識させてもらった気がする。

アニメでもイケメンなおじさんでもなく、私が一番好きなのはやっぱりポルノグラフィティだ。


来年はファンクラブにもう1回入ろうと思う。

そしていつか、2人について書くことができるような人になれたらいいなとも思う。遠い道のりだけど、無理だとは思わないから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?