見出し画像

子どもの話①


私には息子が2人いる。
2歳違いの子どもたちは、どちらも1月生まれ。

今回は、この間5歳になった長男の話。

長男は保育園に通っているが、年長になると幼稚園にいく。
環境の変化に弱いので多少心配はしているが、仲良しのお友達もみんな幼稚園に行くので、同じクラスになることを祈るばかりだ。

長男は私や夫によく叱られる。
口が達者でおしゃべりなので、ついつい余計なことを言ってしまうからだ。
あと謎にギャルみたいな話し方をするので「それやめて」というと、夫に「ママそっくりじゃん」と言われる。たぶん違うけど。

長男の好きなことは食べることで「長男くんは食べることしか考えていない」などと申している。
読み書きも時計も歌もダンスもピアノも好きな長男だが「電車!」「アンパンマン!」「戦隊もの」といういわゆる子どもがハマりがちなものにドハマりした記憶はなく、次男がそれっぽいものを見ていても「ぜっんぜんきょうみないわ~」と言って食べ物図鑑を読んでいる。

1人目の子どもなので親の方がいっぱいいっぱいで、赤ちゃんの頃、イヤイヤ期の頃、保育園に慣れなくて毎日泣いていたころは「マジ手がかかる」と思っていた。
しかし世間で確実に手のかかる部類の次男に比べたら超楽勝だったし、だから恐らく、世の中の乳幼児と比較してもあまり手のかからない子だったんだなと、今更思う。
とはいえ、別によその子どもを育てているわけではないので、アレルギーがなくても、夜泣きがなくても、快便でも、歩くのが早くても、大変なものは大変だったし、余裕がなかった。

次男が生まれてからは、抱っこ抱っこで置くと秒で泣く赤子に私を占領されていて、可哀想な思いをさせたこともあると思う。
2歳から保育園に入るまでの1年ちょっと、長男を抱っこしたり長男と2人で出かけたのは数えるほどだった気がする。
それでも現時点では「ありがとう」と「ごめんなさい」がきちんと言える、元気で優しい子に成長してくれた。

保育園に通い始めた3歳くらいから4歳半くらいまではギャンギャン泣いて「ナニコレ」と思う時期だった。最近は脳みその急成長も落ち着いたのか、泣く日がどんどん減り、会話もなんやかんや成立している。

我が子とはいえ別の人格なので、戸惑うこともある。
親として教えるべきことと押し付けることの違いに悩むこともある。
感情で叱るな、ということを頭でわかっていても体調やテンションで不機嫌になってしまうこともある。

でもそんな至らない私にも、100のパワーと愛情でぶつかってきてくれる長男が、私は大好きだ。
困ったら助けてあげたいし、ずっと一緒にいたいと思う。
それが叶わないことも、わかっている。

きっとどれだけ何をしても、子どもが大きくなってから後悔することはあると思うけど、今は全力で愛情を注いで、たくさん笑ってくれるように頑張って、「欲しい」に応えられるようたくさん稼ぎたい。

それで、「もういいよ」って言われるまではぎゅうぎゅう抱きしめてほっぺにたくさんチューをして、手を繋いで、いろんなところに出かけたい。

子どもが大きくなることを考えると胸がキュっとするけど、でも、どんな大人になるのか、楽しみだったりもする。

まだまだ5歳の長男。
もう、5歳の長男。
大切な我が子の成長をゆるゆると見守れる、そして困ったときにはそっと手を差し伸べたり背中を押してあげたりできる、そんな母を目指して、長男と一緒に成長していきたいなと思います。終わり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?