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こういう人は在宅に向いていないと思うとき


在宅ライター歴も3年近くなると、スキル云々は別にしてもそれなりの経験から見えてくることは少なからある。
今回は、ライティングスキルなどは関係ない、本質的な部分で「こういう人は在宅やめとけ」と思う人の話。

在宅ワークは文字通り、自宅での仕事になる。
私が思う「在宅不向き」さんは、以下のような3つのタイプだ。

①誘惑に負けやすい
「自宅=誘惑の沼」。ゲームもテレビもマンガもスマホも、お菓子も食べ物も自由に手にできる環境で、いかに誘惑に負けずに集中力が保てるか、食事やトイレなどの休憩時間から切り替えができるかが勝負。
私も気分が乗らない日はいつまでもダラダラとスマホをいじっていたり、ついついネットサーフィンをしがちであるが(というかそんな日がしょっちゅうだが…)、一応切り替えはできるし、何よりライターの仕事、パソコンを使う作業が好きなのでやっていられる。
ちなみに誘惑に負けそうなとき、負けたときの対処法として自分がやっているのは、

・時間を決めて読書やゲームをし、リフレッシュする
・思い切ってタイマーをかけて昼寝する
・納期に余裕を持ったスケジュールを組み、まぁ大丈夫だろうと判断すれば「今日はやーめた!」という日を作って休む
・納期がヤバくてもどうしても無理なら明日の自分、今夜の自分を信じてその瞬間は投げ出す

などがある。
結局やるかやらないかは自分次第だし、気分が乗らないときは当然集中力も続かず良い記事は書けないので(集中していてもしれた記事しか書けないですけどね!^q^)、仕事がイヤにならないためにも、ムリだけはしないスタンスでやっている。

②受け身
基本的に在宅ワークは成果報酬だ。自分で仕事をとってきて、作業した分だけ、納品した記事の本数だけ報酬を頂くことができる。
つまり、自発的に動いて仕事を取りに行く、より良い案件を調べて報酬アップを狙う、スキルが上がってきたと思ったらもっと稼ぐために仕事の幅を広げる、など向上心を持って自ら動ける人でないと、成功できないと思っている。
一般的な会社員の方やアルバイト・パートさんより自由に時間を使うことができる反面、時給換算したときの報酬がいくらになるのかは自分の能力や獲得した仕事内容によるし、ある意味「そこにいれば給与が発生する」会社員などとは違い、パソコンの前にただ座っていても時給は発生しない。
などというと会社員やアルバイトなどの方が楽、みたいだがもちろんそんなことは思っていないしむしろ雨の日も風の日もシフトに従い出勤して、どんなに忙しくても給料は同じ、という環境に日々身を置くことができる方を私は尊敬しています。自分がたぶんそれ無理なんで。

しかしとにかく、待っていれば仕事がもらえる、その場にいれば時給が発生するみたいな考え方の人は、在宅に超向いていない(というか、コレ多分社会に出てもあんまりよくない考え方だと思いますけどね…)
受け身な性格でも在宅がいい!という方は、

・職場が自宅というだけでシフトも業務内容も決まっているリモート事務的な案件を探す
・単価が1円以下でも手紙を書く・袋詰めをするという昔ながらの内職を探す

のが良いかもしれない。

③アクティブな性格
1,2のような意識的な問題よりも個人的に最も重要だと思っている要素がコレで、アクティブな人、人と関わるのが好きな人は、本当に!在宅はやめた方が良いと思う。
ウチの夫の話をすると、彼は職業柄全国を飛び回ることが多く、そのせいか、性格の問題なのか、1か所にとどまっているのが苦手。
私は家から1歩も出ないなんてのは屁でもないというか、家から出たくない日の方が多いので「理解できない」とよく言われる。それでもやはり、1日中パソコンに向かって、会話する相手が3歳や5歳の子どもと夫や近隣に住む両親などしかいない日が続くと、息がつまるというか、孤独な気分になることもある。
だから、アクティブで外に出るのが好きな人、人と話すのが好きで1人でずっといることが苦手な人は、スキルがあっても在宅を続けていると精神を病みかねない、と思っている。いくらたくさん稼げても、ストレスが溜まるのは意味がないし、それはもはやブラック企業と同じだ。
一時期はリモート〇〇も流行っていたし、もちろん現在も開催する人は少なくないが、おうち時間も減り、飲食店もそれなりに普通に営業していると、付き合ってくれる人も多くはない。SNSは常に賑わっているが、声を聞く、会話をするなど直接的な交流にはならない。そうなるとやはり、在宅は孤独になりがちだ。
「通勤がメンドイ」という理由だけで在宅を選ぶなら、少し立ち止まって、自分が在宅に向いている性格なのかをまず見つめて頂きたい。社交的で人と関わるのが好き、というのは非常に素晴らしい特性だと思うので、それを殺すような働き方はしないでほしい、と私は思う。

以上が私の思う「在宅やめとけさん」だ。色々な事情や思いを持って在宅ワークに挑戦する方がいるし、「こういう人は回れ右」と言い切れるものでもないが、とにかく在宅ワークは「自分次第」という部分が多い。
仕事へのモチベーションも、1日のスケジュールも、余裕を持って働くのも、もっともっと稼ぐのも、時給を300円にするのも3000円にするのも、全て自分だ。

だからこそ、やりがいがあるし面白いと私は思うが、安定を望む人は常に危ない橋を渡し続けていて気が休まらないだろうし、家にいると仕事をする気分にならない人は取り掛かるのに一苦労だろうし、とにかくそういうことも色々ある。

私自身、ライターとしてのスキルはたいしてないと自負しているが(自負すんな)、深夜早朝に起きて仕事をするとか、子どもが横で騒いでいても夫に託して集中できるとか、1日中誰とも話さなくても平気とか、在宅ワーカーとしての素質は大いにあるし、超在宅ワーク向けの人間だと思っている(ただの出不精のコミュ障の集団行動できない人だということですねハイ)。

ということで、在宅に興味がある人は、まず自分の性格が在宅向きかを分析するところから始めて頂きたい。


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