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リクルートを退職、起業して本棚を作っています

(2019年2月当時の記事です)

初めまして、Praha Inc.の社長兼エンジニア、松原です。

4年間働いたリクルートを退職して今は本棚を作っています。


多分意味がわからないと思うので補足すると

リクルートでは新規事業企画とエンジニアとしてiOSアプリ、webフロントエンド/サーバサイドの開発等を担当していました。2019年の1月に退職。WEBサービスの企画・デザイン・開発をスタートアップに特化して提供する会社を友人数名と起業しました。こんな会社です。


そこで皆が入れるオフィスを探し始めたのですが、せっかく独立したんだし、やっぱりオシャレなオフィスで働きたい。でも値段は抑えたいのでオフィスの一部をコワーキングスペースとして運営する事にしました。

せっかくなので僕らが読み終わった技術書などを自由に読めるようなフリー本棚を作ることにしました。「エンジニアが3人も居れば一瞬で終わるだろう」と炎上するプロジェクトのPMのようなことを考えながら本棚の梱包を解いていきます。

いきなり破損した部品が出てきました。非常に幸先が悪い。独立した初日、初めて届いた本棚に最初からヒビが入っている状況に出鼻を挫かれつつも、人目につかない底部の部品だったので気にせず組み立てます。


この辺で気づいたのですが本棚を組み立てるのとWEBサービスを作る工程には似た部分が多いように思います。

まず、クライアントの仕様書を理解するところから始めます。

エンジニアや関係者を集めて「この部品は天板に差し込むのでしょうか?」「いえ、これは底板です」「なるほど」とお互いの理解をすり合わせながら本棚全体の仕様を整理しつつ、実装レベルに作業イメージを分解します。

分解が完了した作業から分担して着手します。今回は部品を繋ぎ合わせる「ジョイナー」を差し込む人と、ネジを締める人に分かれて各々の作業を進めていきます。

僕はパレートの法則(組織の利益は全体の2割が生み出していて、残りはサボっている)を遵守すべく、撮影したりチョコを食べたりしました。

徐々にコンポーネントが仕上がっていきます。

職人気質なエンジニアはこの辺りでリファクタリング(動作に影響は無い範囲でコードの内部構成などを整理する)をしたり、テストコードを増やします。ネジを増し締めするイメージですね。

スタートアップのプロジェクトでは軽視されがちですが、テストコードは大事です。時間が無いから、今はスピード重視だから、とテストコードを書かないと必ず後でバグに工数を取られて、結果的に開発スピードが落ちます。


「スピードを重視する時こそテストコードを書くべきですね」

ネジを増し締めする手に力が入ります。

最後はコンポーネントを繋げて、サービスローンチです!ここまでの努力を振り返りつつ、自分たちを精一杯褒めてあげましょう。


Praha Inc.では本棚のみならずスタートアップのWEBサービスをデザインから開発まで一貫して提供しています。アイデアはあるけど作れる人が居ない、そんな方は気軽にご相談ください!


そしてエンジニア・デザイナーも積極採用中です。あなたの才能を本棚作りで開花させませんか?

https://www.praha-inc.com/
incpraha@gmail.com

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