バラックバラード

宵闇すぎて、静寂で恋をする。
夢のような日々が、数瞬間のちに、去って、いくばくともない鼓動が、黄昏たのちに、追い続けた幻に、影を重ねる恋人の切ない面影。
バラックで生きる、夢の面影。
少年の憧れは、尽きる、消尽の現われ。
心が、信じることを、している。
この寒い夜に、泣きぬれた時間が、かけがえのないものであったことを、理解するまで、生きていく。
意味をなさないギターノイズのように。
撃ち続ける詩の胸を打つビートの雨に、青空を待つ木漏れ日の賛歌
宵闇すぎて、静寂で恋をした。
金や名誉や権力に、染まりゆく藍染の髪が、揺れた、胸が揺れる。
ロマンの代償に、証明の銃が、虚空を貫く。
少年の夢が、穢れる時、少女は泣いた。
涙の訳を訊きたかった。
純粋な想いは、死なない。
たとて、失っても、胸の高鳴りと、耳鳴りのような蝉の時雨。
この雨が上がれば……
きっと、朝になって、語り合った日々に、終わりを告げる、小鳥が泣いて、夢は終わらない。

命令しまっす💛。おねがいしまっす💗。えらんでくだいさいっす。自由と孤独を。