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いつか必ず見返してやる

※本投稿は自分への戒め&決意表明なので、自分用の記憶メモです。

走り続けた3年間

入社〜研修〜正社員

今の会社に入社したのが3年前。
当時はPRを担う専門部署がなく、10年程のPR経験をしてきた著者が入社した。

当然初めは研修期間があり、研修期間の最終面談を経て、晴れて正社員となる。

研修期間中も、その実力を認められたのか、●億円という予算を預かり、TVCMの運用を任せていただいたり、代表の社長と密にコミュニケーションを取らせてもらえる有り難い環境を与えてくれていた。

そして、研修期間を経て正社員になり、その1ヶ月後にはPR部のリーダー(マネージャー)に任命されることになる。

怒涛のPRフィーバー

リーダーとなってからは怒涛の日々。

研修中にコロナが流行し、ウチのブランドも実店舗の臨時休業を余儀なくされる。
一方で、その分ECが爆上がり。
有り難いことにコロナの恩恵を受けて売上・利益共に爆上がり。

そこで、利益をさらに投資に回せるということで、TVCMだけではなくイベントにも積極的に協賛していくことになる。

TVCM=マス(女性寄り)
イベント=コアファン(男性寄り)

でマーケティングを行なっていくことに。

これも功を奏し、認知度が爆上がり。
それに伴い売上も拡大し、ROASもROIも効率的。

完璧なマーケティングである。

その渦中に自分も身を置き、色んな事を学んだ。
それは「マーケティング施策」という部分だけではなく、
・対人交渉
・冠協賛の立場としての振舞い
・利益を出すための粘り
 …等々
事業会社だからこそ学べる裏側が多々あった。

でもプロとしての想い

曲がりなりにも、PRを専門にやってきた身からすると、外向けへの“アピール”はほぼ満点。
でも、内向きは…?

PRを「プロモーション」として使うなら正解。
自分は「パブリック・リレーションズ」を推進したい。
※パブリックリレーションズとはの部分は他の方の投稿にウン万件あるのでお任せします。

その考えが根底にあるので、
どうしても社内の中でも一部の社員からしか共感を得られておらず、置いてけぼりになっている社員が半分以上いる感覚に危機感を覚えていた。

それでも、なりふり構わずドンドン投資し、それはそれで一種のブランディングなのかもしれない。
「よく分からんけど、なんかすげぇ…!」
という印象を植え付けれるから。

でも…
・全社員が狙いを理解できているか。
・既存顧客は置いてけぼりにならないか。
・その施策を通してそもそもブランドが乗っかる理由は。
・その上でブランドとして何を伝えたいのか。

個人的に上記のことが、施策をやればやるほど疑問になってきていた。

想いをぶつけるも時期尚早

実は上記の疑問を1年半前に代表にぶつけたことがある。

その時の回答は
「それは分かるが、そんな大それた事を簡単には考えられないし言語化できない。時間を掛ける必要がある」

もちろんその通りである。
全員が納得するものを作り上げるためには、時間が必要なのは当然。
時間を掛けてでもそれをしたいのである。

ただそこから特にそのような会議が行われることもなく、むしろ加速的に施策をしまくる日々。

モヤモヤは募りばかり。

できない奴らというレッテル

施策を繰り返す日々。
なぜそれをすることになったのか?目的は?
それすら共有してもらう時間なく、上からの「指示」で動かないといけない。

目的がわからないから、戦略も描けない。
「やれ」と言われたことに対して
「それはできますが、●●という理由で効果は見込めません。▲▲という手法を取るのはどうですか」と上司に提案するも、
結局代表まで声が届かず。

いざ、施策を実施するも、案の定コケる。
代表ブチ切れ。
上司焦る。
現場困惑。

このサイクルが続くことが多々あった。
そこで言われた一言が
「お前らは戦略とか企画を考える頭がない。俺から学べ。」
である。

学ばせてほしい。
それであれば密にコミュニケーションを取らせてほしい。
あなたの頭の中のイメージを理解できれば話が早い。
(なによりも伝書鳩の上司、大丈夫ですか。)

でも、やっぱりそういう場は設けられない。。。

ブランディングって何?

悩む日々の中、代表の鶴の一声で始まった企画が大当たりした。
いわゆるバズを起こし、メディアにも取り上げら、露出数としても申し分なし。

PRパーソンとして、量だけではなく、
メディアの取り上げられ方(質)までこだわりたい自分は、まだまだテレビなどのマスは「お金」が好きな媒体であることは重々理解してる。
(要は視聴率が取れる=視聴者の関心が高いから)

だから、それを知った上で戦略的に内容にも盛り込んでいた。

ただ、やはりお金の部分だけで、本当に伝えたい事までは取り上げてくれない。
もちろん、尺やスペースの都合上、こちらではコントロールできないところとはいえ、広報としてはまだまだ力不足として反省していた。

そんな胸中をSNSで呟いたところ、即代表から連絡があった。

「今すぐ消せ。そんなだからお前はブランディングが分からないんだ。詳しくは上司の●●から聞くように。」

「お前が企画したわけではない。ただの作業者。」

「自分の手柄にして見栄をはりたいなら、俺から学べ」


全く意味が分からなかった。
ブランドのためを思い、個人的にメディアの課題点や自分の反省点を綴ったつぶやきから、
手柄?見栄?ブランディング?

え、ちょっと待って、「ただの作業者」なの?

PRを担う部署のリーダーをして、メンバーのマネジメントを担い、上司のケツを拭き、戦略・戦術・施策を企画して提案するも届かないこの体制がただの作業者にしている根源なのでは。

と思い、上司に今の自分の全てを伝えた。
会社の課題、上司の課題、自分の課題、代表への想い、全てである。

簡単に言うと、認識合わせが必要ということ。

それでも期待したい

これができなければ、ただの作業員として従事するだけ。

というか、作業員は1番楽ということも分かってる。
何も考えず、上からの指示をこなすだけで給与がもらえるんだから。

でも、やっぱりもっとできるはずだし、やるべきことはもっとあるし、もっと楽しく仕事がしたい。人生を楽しみたい。

だから、認識の擦り合わせができるまでは喰らいつくつもり。

それをした上で、納得できなければ新しいフィールドに行こうと思う。

納得できたなら、もっとブランドは良い方向に行くと思う。

どっちの道に行っても、「ただの作業者」と言ったこの一言をいつか必ず後悔させてやる。

それを期待して、今は機を待つ。

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