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PR業務を内製化するには

最近よくあるご相談の一つがPRを内製化
多くの企業やブランドのPRをお手伝いしてきた私は内製化に大賛成です。

広報活動の対象になる生活者やメディアは、
当然ですが、代理人とのコミュニケーションではなく当事者と話したいものです。
ですので、会社としてその覚悟がもてるなら、内製化をおすすめします。

ただ積極的なPR活動を一気に内製化するのは難しい面もあります。
内製化に向けては業務の切り分けが重要です。
第一段階は、戦略とプロジェクトマネジメントを内製化、作業・実行は外部
とすると、経験・知見は自社に蓄積しながら、全体を見渡せるようになります。

戦略とプロジェクトマネジメントを内製化には、
外部の専門会社と一緒に自社に適した「型」をつくることです。
その「型」さえできれば、プランに対して何がワークして、何がワークしなかったのか、点検して次にいかすことができます。

一方、PR活動の実行にあたるメディアへの働きかけは、
最初は外部、徐々に内製化がおすすめです。

まず、幅広いメディアへの働きかけは外部専門会社を活用。
その中から、自社に好意的なメディアや重要なメディアに仕分けます。
これらプライマリーメディアの「プール」をつくります。
まず「プール」なかのメディアとの関係性を強くすること、
徐々に新規のメディアを加えて「プール」のサイズを大きくしていくことで、内製化できます。

ただし、「プール」内のメディアとのコミュニケーションは、
最低2カ月に1回程度は直接会ってコミュニケーションはしましょう。
自社のこと、業界のトレンド、消費者動向の話、何にもなければ雑談でも
そうすることで、メディアのインサイトやメディアの背景にあるパブリックインサイトも理解できるようになります。

内製化を目指すなら、外部専門会社へ「何年何月までに内製化完了したい」
という意思を伝えてプロジェクトをスタートするとスムーズです。

執筆者:M3カンパニー 松本
https://www.m3com.jp/