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企業PR、マーケティングPRでもない第3のPR、「事業PR」のススメ

広報活動は大きく分けると、企業広報、商品広報に大別されます。
とくに、広報活動を外部支援するPR会社の場合、
得意分野やサービス内容を説明する考え方として定着しています。

今回は、企業広報、商品広報に次ぐ、事業広報のお話をします。
一般的に事業会社は1社1事業ということは少なく、事業部ごとに
その会社の顔、そしてブランドまたは商品があると思います。

企業広報の主語が企業のように、商品広報の主語は商品またはブランド
というのが定石です。
しかし、私からのおすすめは、商品広報の主語を事業にしてみることです。
なぜかというと、取材するメディアがあるブランドや商品を取材する場合、
実際は、商品を扱う事業を取材しているのです。
取材者からみれば、ブランドや商品には、取材対象としての実態がなく、
事業にこそ実態があるから、事業の取材をするのです。

事業を取材することで、ブランドや商品が発売された背景、思い、
さらに企業の歴史や文化など、ストーリーがみえてきます。

昨今、消費者が商品やブランドに共感する大きなファクターとして、
事業ストーリーが求められています。
ブランドパーパスと事業ストーリーの整合性が強いブランドが
お客様に寄り添う、あたかも人生の一部になるようなブランドとして認識されます。

取材者側の関心、お客様からの共感という観点で、
今年度、事業広報に挑戦してみてはいかがでしょうか?

広報職の皆さんが、自社に貢献するご活躍をすることを願って、
ストーリーを伝える事業広報のお話をさせていただきました。

執筆者:M3カンパニー 松本
https://www.m3com.jp/